原題 | Hitman Codename 47 |
対応機種 | PC |
プレイ/クリア時間 | 15時間~ |
紹介
「ヒットマン」シリーズの一作目。
ゲームとしては─
- 暗殺を目的としたステルスゲーム
- 変装することで敵の目を欺く
- 箱庭型エリアを自由に攻略できる
などの点が特徴として挙げられる。
評価
とにかく、オリジナリティが強すぎる…。
何者かに拘束された状態から始まり、「父」と名乗る謎の声に導かれて施設から脱走し、南米の奥地では原住民たちと触れ合い、最後は自分のクローンたちと死闘を繰り広げる…。
また、洗練さとは対極にあるステルスゲームでもある。
- 劣悪な操作性
- 理不尽に感じる難易度
- 途中セーブ無しの一発勝負
になっており、ゲーム慣れした人でも尻尾を巻いて逃げ出すレベルだろう。
“2000年発売”という点を考慮しても、諸々の粗さは無視できない。
けれども、一部のミッションではすでにHitmanの原型とも言えるゲームデザインが登場しており、かつ「変装」による”隠れないステルスゲーム”もほぼ完成している。
本作の時点で、NPCが多数配置されたマップを自由に行き来し、様々な方法を用いて「ターゲットの最期を演出する」という一連のゲームプレイが確立されているのだ。
要するに、本作は粗削りであると同時に独創的で先進的な実験作になっている。
総評
今となれば記念碑的な一作。
よって”シリーズのルーツを知りたい”人がプレイする分には楽しめるだろうが、純粋に「初期ヒットマンが遊びたい」という人は続編『ヒットマン2 サイレント アサシン』から始めるのが無難かと。
なお、本作の代表的なミッションは『ヒットマン コントラクト』にてリメイクされている。
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