原題 | Hitman: Contracts |
対応機種 | PC,PS3,Xbox |
プレイ/クリア時間 | 15時間~ |
👍Good
- 改善されたゲームプレイ
- 箱庭エリアで自由に暗殺
👎Bad
- 新要素は少ない
紹介 – どんなゲーム?
暗殺をテーマにしたステルスゲーム。
- 変装することで正体を隠す
- ターゲットの最期を演出する
- 箱庭エリア内で自由にプレイ
などが特徴として挙げられる作品。
なお、シリーズとしては前作『ヒットマン2 サイレント アサシン』の続編になるが、内容的には一作目『ヒットマン コードネーム47』の半リメイク作品になる。
関連記事>>>オススメは?ストーリーは?/ヒットマンシリーズを総復習。

評価
【Pros】前作からの改善
今作は”改善に注力した”続編。
新要素はそう多くないが、前作『ヒットマン2 サイレント アサシン』と比べるとゲームプレイ面は大幅に改善しており、前作の欠点は概ね潰されている。
- 敵の警戒度が緩め
- 主人公の移動速度がアップ
- 個々のアクションが実行しやすくなっている
などによって前作よりもテンポが良くなり、より暗殺に集中できる。
【Pros】実は一作目のリメイク
シリーズファン的には、一作目『ヒットマン コードネーム47』のミッションが”改善されたゲームシステム上でリメイクされた”ことが嬉しい。
“Traditions of the Trade”を始め、一作目の中でも特によく出来たミッションがリメイクされているので、すでに一度クリアしていても改めてプレイする価値がある。
とは言っても、人によっては”一度クリアしたミッションを再プレイするだけ”に感じてしまうかも知れないが。
(新規ミッションはプロローグとエピローグを除くと四つのみ)
【Cons(欠点)】時間的な制約
- 時間経過と共に状況が変化する
- 一部の強制的な展開
という二点は不要に感じる。
時間経過と共に状況が変化するので、一部のミッションでは”エリアをじっくり観察して暗殺の機会を伺う”ヒットマン的な遊び方ができず、やけに急かされる。
また、他のミッションでは─
- ある人物に変装すると自動的に次の展開に進む
- 開始早々にある人物に変装しないと円滑に任務を遂行できない
ということがあり、直線的に感じる。
こうした新要素は不発気味であり、新たな試みは上手く行っていない。
総評
全体的に手堅い続編になっている。
一作目=>二作目というような”進化”はないが、今作もあの手この手でターゲットを暗殺することは楽しく、リメイクされたミッションもわざわざリメイクされた意味がある。
総じて、今作も完成度の高い「ヒットマン」になっている。
▼関連記事▼