原題 | Watch_Dogs |
機種 | PC,PS4,Xbox One etc |
プレイ/クリア時間 | 20時間~ |
ストーリー |
巨大IT企業「ブルーム」の都市管理システム”ctOS”が採用された近未来のシカゴ。 凄腕のハッカー、エイデン・ピアースは、ビジランテとして「ブルーム」の企みを暴くために暗躍する。 |
👍Good
- ハッキング主体のゲームプレイ
- 作り込まれたオープンワールド
👎Bad
- やや粗削り
ハッキング要素を取り入れたテック系オープンワールドゲーム。
プレイヤーは”ctOS”と呼ばれる都市のインフラを管理するシステムをハッキングし、文字通り、シカゴをその手に収めて数々のミッションを攻略していく。
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評価
革新的な”ハッキング”
オープンワールドゲームの王者である「グランド・セフト・オート」と比べると、本作はよりプレイヤーの意思を重視する作りになっており、その自由度の高さが違いであり、特徴と言える。
具体的には、”大半のミッションが目的のみ指定されたもの”になっており、開始早々に銃を乱射しようが、最後まで隠密行動を貫こうが、それはプレイヤーの自由であり、目的さえ達成できればクリアとなる。
要するに、プレイヤーは「ファークライ」の主人公にもなれるし、サム・フィッシャーにもなれるということであり、多くの場面で、各々のプレイスタイルに合わせて遊べるのだ。
しかし、”各々のプレイスタイルに合わせて遊べる”オープンワールドゲームは何も珍しくなく、同じくUbisoftの「アサシンクリード」「ファークライ」では当たり前に登場する。
では、「ウォッチドッグスの強みは何か」と言えば、それはハッキングの存在。
プレイヤーは主人公のスマホを介してシカゴ全体のネットワークにアクセスでき、目の前の自販機をハックすることから、街全体を停電させることまで簡単にできる。
まさに”シカゴがプレイヤーの思うまま”となる。
各々のプレイスタイルにこのハッキングを加えれば、シカゴそのものを味方に付けて遊ぶことができ、吊橋や信号機、電車などを自由自在に操作して逃げ道を作り、敵の行く手を阻める。
こうした”街全体をパズルのように組み合わせて遊べる”点は、本作ならではのゲーム体験になっており、他のオープンワールドゲームと比べた際に際立つ、本作の長所になっている。
独自のオンライン(マルチ)プレイ
本作はオフラインとオンラインがシームレスに繋がっている。
私は「オンライン ハッキング」を中心にプレイしたが、これは命懸けの”隠れんぼ”、もしくは”鬼ごっこ”になっており、上手くハッキング要素をオンラインプレイに落し込んでいる。
完全オフラインでプレイ可能
ゲーム内オプションで設定すれば完全オフラインでプレイ可能。
この設定だとプレイ中は誰も入って来ないので、文字通り一人で遊べる。
一部の要素は好き嫌いが分かれる
基本的に各々のプレイスタイルで遊べる作風にもかかわらず、戦闘やステルスプレイを強制するミッションが紛れており、せっかくの良さが失われている。
また、「ドライバー」シリーズの名残を感じさせるレースゲーム風のカーチェイスも、オープンワールドゲームとしては敵の追跡が執拗に感じられ、さっさと切り抜けられないストレスがある。
私の場合、カーチェイスが延々と続くのは面倒くさいので、カーチェイスになったらすぐにボートに乗り込み、敵が追跡して来られない海の方に逃げていた。
結構、好き嫌いが分かれる要素が混ざっている。
ちなみに、上の記事では指摘した問題点に対処する方法を紹介している。
総評
時に粗粗しくも、終わってみれば良作のオープンワールドゲームだった。
「スプリンターセル」や「アサシンクリード」、「ファークライ」などのノウハウが投入されたゲームプレイは非常に手堅く、野心的なハッキング要素も、本作ならではのゲーム体験を生む。
多少の忍耐力は必要になるけれど、オープンワールドゲームやSFゲームのファンなら遊んで後悔することはないはず。
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初版:2015年1月4日 00:00