世界的な人気を誇るアクション・アドベンチャーゲーム「トゥームレイダー」。
この記事では、メインシリーズを全てクリアした私が”オススメのトゥームレイダー”を紹介していく。
オススメのトゥームレイダー
【第1位】シャドウ オブ ザ トゥームレイダー
対応機種 | PC,PS4,Xbox One |
プレイ/クリア時間 | 20時間~ |
ストーリー | 冒険家・ララ・クロフトは”マヤ文明”にまつわる伝説を調査すべく、南米に向かう。 |
👍Good
- 探索やパズル重視
=>原点回帰的な作風 - ド安定のゲームプレイ
👎Bad
- それなりに既視感が強いゲーム内容
『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』は、『トゥームレイダー(2013)』『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』の続編にして、”新生ララ・クロフト誕生のストーリー”を締めくくる三部作の完結編。
ゲームプレイ面は、『トゥームレイダー(2013)』『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』を経て完成度が非常に高くなっており、探索やパズルにも力が入っている。
今風の遊びやすいゲームプレイと、初期シリーズの作風が見事にマッチしており、『トゥームレイダー(2013)』から始まった三部作のみならず、シリーズの中でも指折りの一作。
ただ、ストーリーは”一応”続きものなので、特に理由がない限りは『トゥームレイダー(2013)』『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』と順番に遊んで方が良い。
関連記事>>>【評価・感想】『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー(ディフィニティブエディション)』レビュー
【第2位】ライズ オブ ザ トゥームレイダー
対応機種 | PC,PS4,Xbox One |
プレイ/クリア時間 | 15時間~ |
ストーリー | 冒険家・ララ・クロフトは”神秘の源”にまつわる不死の伝説を調査すべく、シリア、ロシアを冒険する。 |
👍Good
- 今作も、堅実なアクションゲーム
- ボリュームアップ
👎Bad
- 前作とあまり変わらない
『トゥームレイダー(2013)』の続編。
基本的に”前作をベースに発展させた”拡張版的な続編になっており、良質なシューティングや爽快なアクションはそのままに、ゲームシステムを改善し、コンテンツを追加している。
ちなみに、ストーリー的な繋がりを意識する場合は『トゥームレイダー(2013)』から入り、今作、『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』と遊んだ方が良い。
関連記事>>>【評価・感想】『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』レビュー
【第3位】トゥームレイダー レジェンド
対応機種 | PC,PS3,Xbox 360 |
プレイ/クリア時間 | 6時間~ |
ストーリー |
|
👍Good
- 全体的に遊びやすい
- 難しすぎず、簡単すぎないパズル
👎Bad
- バイクパート
- 一部の極端に難しい箇所
前作「美しき逃亡者」の失敗を経て、シリーズを刷新したリブート版の一作目。
無理な増改築を繰り返した前作までをリセットし、新しいストーリーやゲームプレイを登場させた中身になっており、アクションとパズルがバランスよく楽しめる作品。
関連記事>>>【評価・感想】『トゥームレイダー レジェンド』レビュー
【第4位】トゥームレイダー(2013)
対応機種 | PC,PS4,Xbox One etc |
プレイ/クリア時間 | 10時間~ |
ストーリー |
|
👍Good
- 手堅いシューティング
- 過不足なく用意されたコンテンツ
👎Bad
- パズル要素は少なめ
“ララ・クロフトの誕生”を描くリブート版の一作目。
今作はこれまでのストーリーや設定などをすべてリセットした”仕切り直しの一作”になっており、今作を起点として新しいトゥームレイダーが展開されていく。
なお、
- 今作
- ライズ オブ ザ トゥームレイダー
- シャドウ オブ ザ トゥームレイダー
で三部作構成になっている。
さて、ゲームとしてはほぼシューティングゲーム(TPS)。
トゥームレイダーらしいパズルはサイドミッションのみに限定されており、プレイ時間の大部分は敵とのガンファイトに明け暮れることになる。
幸い、シューティング要素の出来がよく、”TPSとして割り切れば”楽しいアクションゲームになっているが、トゥームレイダーとしては寂しい内容になっている。
関連記事>>>【評価・感想】『トゥームレイダー(ディフィニティブエディション)』レビュー
【第5位】トゥームレイダー(1)
対応機種 | PC,PS1 etc |
プレイ時間 | 25時間~ |
ストーリー |
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👍Good
- 難易度の曲線
- パズル、探索
👎Bad
- 理不尽
- 稀に暴発するカメラワーク
初期シリーズの中では、一作目『トゥームレイダー(1)』が一番。
シリーズ五作目『トゥームレイダー クロニクル』までは、この一作目に追加要素を盛り込んだ内容になっており、シリーズを重ねる毎にどんどん複雑化してゆき、高難易度化していく。
その点、一作目はシンプル・イズ・ベスト的な良さがある。
もちろん、”一作目の時点で高難易度のアクションゲーム”ではあるけれど、アクションとパズルのバランスがちゃんと取られており、初期シリーズの中ではもっとも手を出しやすい。
さらに、「トゥームレイダー」らしい”遺跡と神話に基づく世界観”も用意されており、「トゥームレイダー」と聞いて連想するものが全て揃っている。
関連記事>>>【評価・感想】『トゥームレイダー(1)』レビュー/シリーズ一作目
【第6位】トゥームレイダー3
対応機種 | PC,PS1 etc |
プレイ時間 | 25時間~ |
ストーリー |
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👍Good
- パズル重視
- 堅実なゲームプレイ
👎Bad
- よく迷子になる
- 一部のシビアな時間制限
- 一撃死の技を持つ一部の敵
今作は一作目のパワーアップ版になっており、初期シリーズの中では一作目の次にオススメできる「トゥームレイダー」。
今回はオープンなマップと難易度の高いパズルの数々が一つの目玉になっており、一作目をベースに追加要素を惜しみなく採り入れることで、質と量を両立したゲームに進化している。
一作目『トゥームレイダー(1)』でこのゲームをしっかり理解したら、合わせてこちらも遊んで欲しい。
関連記事>>>【評価・感想】『トゥームレイダー3』レビュー
【第7位】トゥームレイダー4:ラストレベレーション
対応機種 | PC,PS1 etc |
プレイ時間 | 25時間~ |
ストーリー |
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👍Good
- (ほぼ)全編エジプトで、原点回帰
- 良くも悪くもいつもと変わらないトゥームレイダー
👎Bad
- インベントリ
- 一部の不死の敵
- 後半の息切れ感
- ケミカルライトの使用を前提とした画面の暗さ
今作は”一作目と三作目をミックスした”シリーズ四作目。
前作『トゥームレイダー3』のオープンなマップと高難易度のパズルはそのままに、一作目の神秘的な世界観を取り入れた原点回帰的な一作になっており、「遺跡探索したい」という人にとってはマストバイ(プレイ)。
「なぜ、7位?」と言えば、全体的な完成度で言えば「3」の方が高いからであり、詳しくは『トゥームレイダー4:ラストレベレーション』のレビューを読んで欲しい(↓)。
関連記事>>>【評価・感想】『トゥームレイダー4:ラストレベレーション』レビュー
【第8位】トゥームレイダー アニバーサリー
対応機種 | PC,Xbox One(互換),PS3 etc |
プレイ/クリア時間 | 10時間~ |
ストーリー |
|
👍Good
- レジェンド上で一作目をリメイク
👎Bad
- 説明不足のボス戦
- チェックポイントの間隔が長い
- アナログ操作は誤操作を誘発する
一作目『トゥームレイダー』のリメイク版。
『トゥームレイダー レジェンド』のゲームプレイを用いて一作目を再構築した内容になっており、カジュアルな操作と旧作の手強いパズルがバランスよく楽しめる。
ただ、現代風の操作性と旧作の複雑なアクションを求める作風との相性が悪く、誤操作に悩まされることが多々あるのが玉に瑕。
関連記事>>>【評価・感想】『トゥームレイダー アニバーサリー』レビュー
【第9位】トゥームレイダー アンダーワールドs
対応機種 | PC,Xbox One(互換),PS3 etc |
プレイ/クリア時間 | 10時間~ |
ストーリー |
|
👍Good
- 前半のクォリティ
👎Bad
- 後半のステージ
- 時に暴走するオートエイムとカメラ
「レジェンド」「アニバーサリー」と続いたリブート三部作を締めくくる一作。
ゲームとしては”前後半でクォリティに差がある”内容になっており、前半はトゥームレイダーらしい遺跡探索とパズルが惜しみなく用意されているが、後半は前半の実質的な再プレイだったり、反復的な内容だったりする。
前半に限ればリブート三部作の中では特に面白いゲーム内容だが、後半も含めるとシリーズの中でもあまり面白くないトゥームレイダーになってしまう。
関連記事>>>【評価・感想】『トゥームレイダー アンダーワールド』レビュー
【第10位】トゥームレイダー 美しき逃亡者
対応機種 | PC,PS2 etc |
プレイ時間 | 20時間~ |
ストーリー |
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👍Good
- それなりに遊べる
- マンネリ化を打破しようとしている
👎Bad
- Modでの修正が必須
- 遺跡はほとんど登場しない
シリーズ屈指の「駄作」と言われているが、実はそれなりに遊べる。
“Mod込みの評価”ではあるけれど、初期トゥームレイダーの中ではもっともパズルが分かりやすく、ちゃんとプレイヤーを導きながらゲームを進めてくれるので非常に遊びやすい。
とは言っても、アイテム売買やステルスプレイ、RPGなどが空気同然の扱いになっており、歴代のシリーズ作品と比べるとボリュームとクォリティの面で劣ってしまうが…。
関連記事>>>【評価・感想】『トゥームレイダー 美しき逃亡者』レビュー
【第11位】トゥームレイダー5 クロニクル
対応機種 | PC,PS1 etc |
プレイ時間 | 10時間~ |
ストーリー |
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👍Good
- TRとしては遊びやすい方
👎Bad
- バグが多い
※ラストステージは場合によっては詰む - 固定カメラの多用
- もはや”墓荒らし”ではない
- トゥームレイダー(1)
- トゥームレイダー2
- トゥームレイダー3
- トゥームレイダー4:ラストレベレーション
と来たシリーズ五作目。
全体的に”続編のための続編”と言える作りになっており、それまでのシリーズ作品と比べるとマップは小さくなり、各ステージの作り込みも平凡で、出来はイマイチ。
ちなみに、PC版は最終ステージに致命的なバグが残ったままであり、それを乗り越えてまでプレイする意味は、正直言ってあまりない。
関連記事>>>【評価・感想】『トゥームレイダー クロニクル』レビュー
【第12位】トゥームレイダー2
対応機種 | PC,PS1 etc |
プレイ時間 | 25時間~ |
ストーリー |
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👍Good
- 新技や新アクション
👎Bad
- 戦闘過多はイマイチ
- 敵の湧き方や配置が意地悪
一作目『トゥームレイダー(1)』の続編にして、なぜか”アクションゲームに特化してしまった”シリーズ二作目。
とにかく敵との戦闘シーンが数多く用意されており、それらが”初見殺し”だったり、”理不尽”だったりするので、遊んでいてイライラさせられる。
「トゥームレイダー」らしく「遺跡を探索したい」「パズルを解きたい」と考える者にとっては不純物の多いゲーム内容になっており、私はオススメできない。
関連記事>>>【評価・感想】『トゥームレイダー2』レビュー
オススメは2013版以降の三部作
【理由1】ゲーム初心者にも易しいプレイ内容
『トゥームレイダー(2013)』『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』は、ゲーム初心者でも遊べるくらい親切設計。
パズルを解く際は主人公がヒントを口にするし、進むルートには親切にペイントもされており、初期シリーズとは違って攻略サイト無しでも問題なく遊べる。
【理由2】新たなストーリーが展開される
歴史あるシリーズだけれど、『トゥームレイダー(2013)』にてストーリーを含む全てが一度リセットされている。
『トゥームレイダー(2013)』から始まり、『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』と続き、『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』で完結する三部作では、ララ・クロフト誕生のストーリーがイチから描かれる。
よって、過去作とのしがらみなく、シリーズ初心者でも入りやすい。
【理由3】日本語版の入手が容易
『トゥームレイダー(2013)』『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』の全てが日本語音声/字幕に対応している。
また、デジタル(ダウンロード)版も販売されており、入手が容易。
…
よって、私は2013版以降の三部作をオススメする。
まとめ
以上、”全作品プレイした私がオススメの「トゥームレイダー」を紹介”でした。
最後に改めてランキングを整理すると─
- 【第1位】シャドウ オブ ザ トゥームレイダー
- 【第2位】ライズ オブ ザ トゥームレイダー
- 【第3位】トゥームレイダー レジェンド
- 【第4位】トゥームレイダー(2013)
- 【第5位】トゥームレイダー(1)
- 【第6位】トゥームレイダー3
- 【第7位】トゥームレイダー4:ラストレベレーション
- 【第8位】トゥームレイダー アニバーサリー
- 【第9位】トゥームレイダー アンダーワールドs
- 【第10位】トゥームレイダー 美しき逃亡者
- 【第11位】トゥームレイダー5 クロニクル
- 【第12位】トゥームレイダー2
ということになる。
この記事が新米冒険家の参考になれば嬉しい。