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【評価・感想】『ディスオナード デス・オブ・ザ・アウトサイダー』レビュー

ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約5分で読めます。
原題Dishonored: Death of the Outsider
対応機種PC,PS4,Xbox
プレイ時間7時間~
ストーリー“2”の数ヶ月後、ビリーは<カルナカ>に戻り、ダウドと再会する。すべてを終わらせるためには<アウトサイダー>を抹殺する必要があると悟ったダウドは、ビリーにその任務を与える。ビリーは再び暗殺者となり<アウトサイダー>を追い詰めていく。

今作は、2017年に発売されたステルスゲーム。

「ディスオナード」シリーズの完結編になり、『ディスオナード』やその追加ストーリーにあたる『The Knife of Dunwall』と『The Brigmore Witches』、そして『ディスオナード2』も含めたストーリーの結末が描かれる。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

コンパクトなディスオナード2

完全新作というよりは、前作『ディスオナード2』の大型・・追加ストーリーに近い。

あえて”大型追加ストーリー”と言ったのは、前作ほど規模が大きくないから。ミッションやマップの数は前作の半分くらいで、マップに限っては、前作から再登場するものも含めて、若干使いまわし感がある。

ストーリーの進行に合わせて、次々と新しいマップやエリアが登場した過去作と比べると、この辺りは正直・・物足りなく感じるのだが、プレイ面は前作同様に、奥深く、遊びごたえがあり、そこは心配無用。

エリア内にキャラクターや世界を掘り下げる文章や場所がたくさんあるので、1ミッションあたり2,3時間ほど探索してしまったし、ミッションを攻略するにしても、侵入方法やクリア方法が多岐にわたり、試行錯誤しているうちにどんどん時間が溶けていった(銀行強盗は今作のみならずシリーズハイライト)

「エリアを自由に探索してストーリーの断片を拾っていく」「ミッションでは各々のプレイスタイルに合わせて攻略していく」というシリーズの良さは、今作にもしっかり継承されており、過去作を気に入った人であれば、”全く問題なく”楽しめるだろうと思う。

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貴重な新要素を紹介する

今作では、特殊能力は三つのみ。

能力説明
ディスプレイス着地したい場所にマーカーをセットし、その位置に瞬間移動する
フォアサイト視点をドローンのように移動させられ、敵などをタグ付けできる
センブランス気絶させた敵に変装できる

基本的に、今まであったものの発展形。おそらく、他のプレイヤーがよく使う能力を残した形だと思うので、少なくとも私は、遊んでいて不便に感じることはなかった。<フォアサイト>などは、結構便利だった👇

あと、今作は殺傷・非殺傷がエンディングに影響しない。

今までだと、敵を抹殺しすぎるとゲーム世界に悪影響を与え、いわゆるバッドエンドを迎えたが、今作の場合、エンディングの行方は”最後の選択”で決まるようで、エンディングを気にせずに遊べる。よって、今回はステルスを基本としつつ、実力行使に出ることもあり、メリハリのあるプレイが楽しめた。

ちなみに、このシリーズは「フォールアウト」と同じくらいゴア表現がキツめなので、敵をバタバタと斬ったり、爆弾で木端微塵にしたりするのも、それはそれで面白かったりする。

クリア後に新モード<Original Game+>がアンロックされる。これは主人公の三つの能力を2の<ダークビジョン><ブリンク><ドミノ>に置き換えるものになる。

サイドミッションもある

各ミッションには、任意のサイドミッションが用意されている。サイドミッションは「(お宝)を盗め」「(人物)を排除しろ」と言ったものになるが、割りとチャレンジングな内容になっており、無視するのはもったいない。

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総評

欲を言えば、過去作と同じ規模のゲームであって欲しかったが、それを差し引いても「ディスオナード」の完結編として満足できる作品だった。

過去作もそうだったように、奥深いゲーム世界とそこで語られるストーリー、そして、多種多様なプレイスタイルを”表現できる”自由度の高さは、Arkane作品じゃないと楽しめない。個人的には、それだけで遊ぶ価値があると思う。

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