原題 | Arkham Episodes |
プレイ/クリア時間 | 3時間~ |
紹介/アーカムのエピソードとは?
『バットマン アーカムナイト』向けに配信されているDLCの一つ。
この「アーカムのエピソード」では、バットマン以外のキャラクターが主人公のエピソードが追加される。
そして、追加されるキャラクターのエピソードは次の通り。
- ハーレー・クイン
- レッドフード
- バットガール
- キャットウーマン
- ナイトウィング
- ロビン
一つ前のDLC>>>シーズン・オブ・インファミー
アーカムのエピソードのストーリー
ハーレー・クィン ストーリー
ハーレー・クインはペンギンと共謀し、ポイズン・アイビーが「ゴッサム」に護送される前に奪還することに。
そして、彼女をスケアクロウに引き渡すのだった。
レッドフード ストーリー
「レッドフード」はブラックマスク一味に宣戦布告。
彼のギャング団を殲滅し、ボスであるブラックマスクを排除することに。
家族の問題
ジョーカー一味は廃墟と化した「海の遊園地」を占拠し、ゴードンを始めとするGCPDの警官を人質に取る。
バットガールとロビンは、そんな遊園地に潜入し、ゴードンたちを助け出そうとする。
キャットウーマンの復讐
本編にてバットマンに捕まったリドラー。
キャットウーマンは、もぬけの殻となったリドラーの隠れ家に忍び込み、彼に復讐しようとする。
ゴッサム市警封鎖
本編にてバットマンに捕まったペンギンだったが、仲間の手助けもあり脱獄に成功。
ナイトウィングは、脱獄に手を貸したギャングを倒し、ペンギンを再びゴッサム市警の留置所に送り戻そうとする。
コイン投げ
本編にてバットマンに捕まったトゥーフェイスが脱獄。
ロビンは再び悪巧みを計画するトゥーフェイスに挑む。
評価
- ハーレー・クィン ストーリー
- ゴッサム市警封鎖
- コイン投げ
まず、上記の3エピソードは本編『バットマン アーカムナイト』の焼き直しに近く、キャラクターは変わってもやること自体はバットマンとあまり変わらない。
内容的には格闘戦と「プレデター戦(ステルス)」がバランスよく配分されたものになっており、「バットマン アーカム」シリーズのファンであれば間違いなく楽しめるはず。
一方、残る3エピソードは本編とは異なるゲーム体験ができる内容。
- レッドフード ストーリー
- 家族の問題
- キャットウーマンの復讐
まず、「レッドフード ストーリー」は「殺人OK」のルールが新鮮。
バットマン的な格闘戦と、レットフードならではの華麗な銃捌きで敵を倒していく戦闘は本編には無かったものであり、20分と言わずにもっと遊んでいたかった。
次に「家族の問題」は非常に気合の入った内容。
- 1時間半分のコンテンツ
- 箱庭型のエリア
- 再びジョーカーとハーレー・クインのコンビが登場
という点が特徴で、ひと目で他のエピソードよりもリソースが割かれたことが分かるボリュームになっている。
内容的には、これもバットマンとあまり変わらないのだが、舞台の「海の遊園地」がジョーカー色が出たマップデザインになっているので、どことなく「アーカムシティ」を連想させる点で他のエピソードと差別化できている。
そして、「キャットウーマンの復讐」も”それらしい”内容。
このエピソードでは天井に張り付いて移動するステルスと、軽やかなムチ捌きで敵を倒していく格闘戦がメインになるので、『バットマン アーカムシティ』のキャットウーマン編のようなプレイが楽しめる。
(最後のロボット戦は「鬼門」と言われているが、素早く敵ロボットを始末すればウソみたいに簡単になる)
総評
少なくとも「家族の問題」はあえてプレイする価値のある追加エピソード。
ジョーカーとハーレー・クインが全面に出たストーリーは面白く、この”敵の台詞やエリア全体から醸し出されるジョーカーの存在感”こそが、「バットマン アーカム」シリーズの魅力だということを再認識させられた。
それ以外は198円なので、それなりの内容。