【評価・感想】『バットマン アーカム・シティ』レビュー

4.5
オープンワールドゲーム
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原題Batman Arkham City
機種PC,PS3,Xbox 360
※リマスター版PS4,Xbox One
プレイ/クリア時間25時間~
カキヘイ
カキヘイ

ほぼ満点に近いアクション系オープンワールドゲーム。
過不足なく用意されたコンテンツ、爽快なアクションや濃密なストーリーなど、全てが高いレベルでまとまっている

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ゲーマー

カキヘイ(@kakihey_jp)

Kakihey

プロフィール

2014年より当ゲームサイトを運営中。
これまでに250本近くのゲームレビューを投稿
最近はYoutubeの方でも動画レビューを公開中…。
プロフィール詳細

紹介

どんなゲーム?

バットマン アーカム アサイラム』の続編。
ゆえにストーリー的にはガッツリ繋がっているので、未プレイの場合は先に前作をプレイすることを進める。

ゲームとしては、シリーズ初のオープンワールドゲーム。
オープンワールド化に伴い、たくさんのコンテンツが新たに投入されており、前作のパワーアップ版とも言うべきボリュームを誇る。

なお、今作は「バットマン:リターン・トゥ・アーカム」としてリマスター化されている。

他のシリーズ作品との繋がり

各作品の関係性については、別記事「バットマン アーカムシリーズの歩き方」で詳しく解説しているので読んで欲しい。

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アーカムシティのストーリー

凶悪犯を一括管理する計画「アーカム・シティ計画」が始動する。
この計画の危険性に気づいたバットマンは、これを阻止すべくブルース・ウェインとして単独潜入する。”前作の死闘から間もない”中、新たな戦いが幕を上げる。

「アーカム・シティ計画」を指揮するドクター・ストレンジの真の狙い、そしてアーカム・シティで暗躍するジョーカー軍団とも対峙する。

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評価/前作の拡張版

まず、ベース部分は前作『バットマン アーカム アサイラム』の改善版。

したがって、この記事では主に”今作だけ”の要素を取り上げるので、それ以外の部分は前作のレビューを読んでほしい。

【Pros】オープンワールド化でボリューム増

基本的に、前作『バットマン アーカム アサイラム』の拡張版ではあるけれど、オープンワールド化された点は前作との大きな違いになっている。

前作は「アーカム・アサイラム」という小規模な箱庭が舞台だったが、今作ではゴッサム・シティの一部を切り取った「アーカム・シティ」が舞台になっており、前作のマップが何個も収まるほどの広さを誇る。

オープンワールド化の利点として、各地にサイドミッションが出現。

前作『バットマン アーカム アサイラム』では名前だけ登場したヴィランにも、今作では専用ミッションが用意されており、バットマン世界をさらに掘り下げる。

また、メインミッションでは、「アーカム・シティ」が様々な顔を持っていることもあり、前作と比べてロケーションが豊富になっており、それぞれの地区の特色を活かしたミッションが用意されている。

敵は無限湧き

あと、”戦闘狂い”には朗報だが、今作ではマップのいたる所に敵がいる。

前作では、一定のレベルまでミッションを進めないと敵が出現しなかったが、今作ではエリアを変えれば飽きるまで延々と敵と戦えるので、私のような”戦闘狂い”には嬉しい仕様となっている。

オープンワールド化に伴い、総じてボリュームは増しており、新たなコンテンツや修正が加わったことで、全体的にボリュームアップされている。

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【Pros】細かな改善点も

新技「ダブル テイクダウン」。一度に二人の敵を同時に倒す。

一度体験すると「もう前作には戻れない」と感じる改善点が目立つ。

  • 戦闘アニメーションのさらなる高速化
  • 走りながらのグラップリング
    +グラップリングの途中キャンセル
  • 飛行時の高度を維持する技

など、”小さくも大きな”改善点が目立つ。

前作『バットマン アーカム アサイラム』時点で完成度の高いアクションゲームではあったが、今作はそれの上を行く。

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【Cons(欠点)】オープンワールド化の意味

プレイ面に絞れば、オープンワールド化された意味は薄い。

というのも、確かに今作はオープンワールド化されたものの、ミッション構成自体は前作同様の1本道ベースになっており、オープンワールドを活用したミッションは少なく、”単に移動時間が伸びただけ”に感じる時さえあるからだ。

  • せっかくのオープンワールドを上手く使えていない
  • 単に移動時間が伸びただけに感じることも

これらはやや気になる。
続編『バットマン アーカム ナイト』では、バットモービルの登場によってこの問題を解消しているが、今作の時点では“まだまだオープンワールドは手探り状態”という印象だ。

もっともオープンワールド化の恩恵を受けたのはリドル?

「?」を集める【リドル】はオープンワールドの恩恵をもっとも受けた要素かも知れない。

今作では「アーカム・シティ」内に400個以上のナゾナゾを配置し、それらが周囲の環境と見事に調和しているので、オープンワールド化されて格段に面白くなっている。

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【Cons(欠点)】戦闘のバランス

良くも悪くも戦闘のバリエーションが増えている。

具体的には、刃物や盾を持った敵が頻繁に登場するようになり、その際は特殊なボタン入力を求められるので、程よく戦闘にメリハリが生まれている。

  • 刃物や盾を持った敵の登場頻度が高くなった

ただし、これは一長一短。

というのも、咄嗟に特殊なアクションを実行するのは容易ではなく、結果的にバリエーションの増加と引き換えにコンボが途切れることが多くなっているからだ。

刃物を振り回す敵はYボタンを長押ししつつスティックを倒す、盾を持った敵はBボタンを押した後にAボタンを連打する、ということを咄嗟に実行するのは簡単ではない。

(特に複数相手の場合は)

  • アクションゲームとしてやや難しく
  • 難しくなり、爽快さが薄れている時がある

これはアクションゲームとしては正しい進化なのかも知れないが、少なくとも私はバットマンの無敵感を堪能したい人間なので、今作の方向性は合わない。

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総評

“ほぼ”満点に近い傑作アクションゲーム。
今作も、「バットマン」補正なく純粋にアクションゲームとして評価できる一作であり、”キャラゲーだと決めつけてプレイしないのは損”だと断言できる仕上りだ。

また、前作ファンにとっては理想的な続編でもある。
納得のいく修正点や、数々の野心的な挑戦は概ね成功しており、期待を裏切らないはずだ。

今作のDLC>>>ハーレークィンの復讐 レビュー

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