【評価/感想】バットマン アーカム・シティ【批評/レビュー】

オープンワールドゲーム
スポンサーリンク

バットマン アーカム アサイラム』の続編。
最大の特徴はオープンワールド化であり、数多くのコンテンツが惜しみなく投入された贅沢な一作となっている。

なお、別記事「バットマン アーカムシリーズの歩き方」にも書いている通り、続編『バットマン アーカム・ナイト』でシリーズは完結する。

Good

  • イカれたストーリー。
  • 適切なペース配分。
  • 過不足のないコンテンツ。

Bad

  • 一部戦闘での難易度の偏り。
  • 中盤以降に登場するスナイパー
  • 一部のリドルは解法が強引。

▼ストーリー▼

凶悪犯を一括管理する計画「アーカム・シティ計画」が始動する。
この計画の危険性に気づいたバットマンは、これを阻止すべくブルース・ウェインとして単独潜入する。”前作の死闘から間もない”中、新たな戦いが幕を上げる。

「アーカム・シティ計画」を指揮するドクター・ストレンジの真の狙い、そしてアーカム・シティで暗躍するジョーカー軍団とも対峙する。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

前作の拡張版

ボリューム増

オープンワールド化に伴い、各地にサイドミッションが登場。
前作『バットマン アーカム アサイラム』では名前だけ登場したヴィランにも、今作では専用ミッションが用意されており、バットマン世界をさらに掘り下げている。また、リドルは400個以上にもなり、周囲の環境を活用したパズルは前作以上に面白い。

肝心のメインミッションに関しても、ロケーションが多彩になっている。
ミッション構成自体は”前作と同じく1本道ベース”ではあるものの、ペンギンの根城である「博物館」や、ミスター・フリーズの研究室である「警察署」など、前作以上に多彩なマップで楽しませてくれる。

さらに”戦闘狂い”には朗報だが、今作ではマップのいたる所に敵がいる。
前作では、一定のレベルまでミッションを進めないと敵が出現しなかったが、今作ではエリアを変えれば飽きるまで延々と敵と戦えるので、私のような”戦闘狂い”には嬉しい仕様となっている。

なお、本シリーズの戦闘面に関しては前作のレビューで絶賛している。

Y/Xボタンのみで完結する”シンプルな操作性”も然ることながら、流れるようなアニメーションと豪快なフィニッシュムーブが爽快感を増幅させており、プレイ時間の多くを占める格闘戦は何度プレイしても飽きない。

バットマン アーカム アサイラム レビュー

オープンワールド化に伴い、総じてボリュームは増している。
新たなコンテンツや修正が加えられており、全体的にボリュームアップされている。

細かな改善点も

新技「ダブル テイクダウン」。一度に二人の敵を同時に倒す。

一度体験すると「もう前作には戻れない」と感じる改善点が目立つ。

まず、戦闘アニメーションがさらに高速化しており、前作のそれがスローモーションに感じるほどだ。また、刃物や盾を持った敵が頻繁に登場するので、ガジェットを活用する場面は多く、戦闘のバリエーションも増えている。

戦闘面以外では、走りながらのグラップリングや、グラップリングの途中キャンセル等の”小さくも大きな”改善点が目立ち、飛行距離を維持する新アクションはもはや無くてはならない存在だ。

今作では一度も着地せずに長距離を飛行できるが、これが病み付きになるほど爽快。

これらの改善点によって、プレイ面はさらに洗練された。
前作の時点で、すでに完成度の高いアクションゲームだったが、もはや向かう所敵なしである。

スポンサーリンク

欠点

オープンワールド化の意味

プレイ面に絞れば、オープンワールド化された意味は薄い。
というのも、確かに今作はオープンワールド化されたものの、ミッション構成自体は前作同様の1本道ベースになっており、オープンワールドを活用したミッションは少なく、”単に移動時間が伸びただけ”に感じる時さえある。

最もオープンワールド化の恩恵を受けたのは、「リドル」かも知れない。
オープンワールド化されたエリア中に400個以上のナゾナゾを配置し、それらが周囲の環境と見事に調和しているので、オープンワールド化されて格段に面白くなっている。

オープンワールド化の意味が薄い点は、やや気になる。
続編『バットマン アーカム ナイト』では、バットモービルの登場によってこの問題を解消しているが、今作の時点では“まだまだオープンワールドは手探り状態”という印象を受ける。

戦闘のバランス

良くも悪くも戦闘のバリエーションが増えている。
具体的には、刃物や盾を持った敵が頻繁に登場するようになり、その際は特殊なボタン入力を求められるので、程よく戦闘にメリハリが生まれている。

ただし、これは一長一短。
というのも、咄嗟に特殊なアクションを実行するのは容易ではなく、結果的にバリエーションの増加と引き換えにコンボが途切れることが多くなっている。刃物を振り回す敵はYボタンを長押ししつつスティックを倒す、盾を持った敵はBボタンを押した後にAボタンを連打するのだが、これを咄嗟に実行するのは簡単ではなく、時には同時に相手することもある。

確かに、今作の戦闘はより手強くなり、ガジェットを活用する機会も生まれている。
アクションゲームとしては順当な進化ではあるが、少なくとも私はバットマンの無敵感を堪能したいプレイヤーなので、今作の方向性は合わない。

スポンサーリンク

総評

諸々の欠点はあるが、”ほぼ”満点に近い傑作アクションゲーム。
今作も、「バットマン」補正なく純粋にアクションゲームとして評価できる一作であり、”キャラゲーだと決めつけてプレイしないのは損”だと断言できる仕上りだ。

また、前作ファンにとっては理想的な続編でもある。
納得のいく修正点や、数々の野心的な挑戦は概ね成功しており、期待を裏切らない。

ワーナー・エンターテインメント・ジャパン
¥5,478(2018/12/13 11:45:38時点 Amazon調べ-詳細)

さらに、ロビンを操作できるシングルプレイDLC「ハーレークィンの復讐」もオススメだ。

オススメのオープンワールドゲームを全て紹介