【評価・感想】『バットマン アーカム・シティ』レビュー

4.5
ゲームレビュー
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この記事は約5分で読めます。
原題Batman Arkham City
対応機種PC,PS4,Xbox One(22年6月時点)
※PS5,Xbox S/Xでもプレイ可
プレイ時間25時間~
ストーリー犯罪者たちを隔離し、収容する街<アーカム・シティ>。ここの責任者であるドクター・ストレンジは、この街で<プロトコル10>と呼ばれる謎の計画を推し進めていた。バットマンはドクター・ストレンジの計画を暴き、この街を封鎖すべく、ブルース・ウェインとして単独潜入する。

今作は『バットマン アーカム アサイラム』の続編。

ゲームとしては、シリーズ初のオープンワールドゲームになる。今作では<アーカム・シティ>と呼ばれる犯罪者を隔離した都市が舞台になり、プレイヤーはバットマンとして、ジョーカーを始めとした凶悪犯たちと対峙する。

なお、ストーリーは前作の完全な続きになる。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに260本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

バットマン×オープンワールドの行方

オープンワールド化された今作でやっていることが、前作『バットマン アーカム・アサイラム』のそれと大きく変わらないところを見ると、「オープンワールドゲームである必要はあるのか?」とも思ってしまうが、少なくとも”キャラゲー”としては、オープンワールド化された意味は大きいと感じる。

前作は、<アーカム・アサイラム精神病院>が舞台だったので、登場する敵はそこに収容されている人物に限られたが、今作は<アーカム・シティ>と呼ばれる”犯罪者を隔離した”<ゴッサム・シティ>の一画、すなわち街が舞台というこで、前作よりもはるかに多くのキャラクターが登場している。

例えば、序盤は犯罪組織を率いる<トゥーフェイス>と対峙し、その一方では、街の片隅で発生する何者かによる猟奇的な事件を調査する。今作には、ジョーカーを始めとした大物犯罪者たちを追うメインミッションと、彼らに隠れて犯罪を繰り返す凶悪犯を追うサイドミッションの二つがあり、その両輪で<バットマン アーカム>の世界を一段と広げている。

記事冒頭の繰り返しになるが、今作をアクションゲームとして見た場合、オープンワールド化されたメリットは「いつでも敵と戦える」「リドル収集物を見つけるのが楽しくなった」くらいしか思いつかないのだが、“キャラゲーの幅を広げる”道具としてのオープンワールドだと思えば、シリーズにとって大きな変化になっていると言える。

なお、キャラクター以外では、オープンワールドでのストーリーテリングも今作ならではの点

オープンワールドにいるときは、ザコの会話がラジオ感覚で次々と入ってくるのだが、それには勢力図の変化や犯罪組織同士の関係性が反映されている。加えて、ザコの外見や山積みになった敵の亡骸なども同様で、決して主張は激しくないが、そうしたところから<アーカム・シティ>の現状が把握できるようになっている。

前作でも何気ない小物や落書きでバックストーリーを描いていたが、今作ではそれをオープンワールド全体でやっており、こうしたオープンワールドでストーリーを語る手法は、素直に面白いと感じた。

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プレイ部分は文句なしの進化版

オープンワールド以外の部分は、前作『バットマン アーカム・アサイラム』を踏襲しているが、どの要素もさらに磨きが掛かっており、遊び比べてみると、はっきりと違いが分かる。

コンバットは、今作でもシンプルな操作とスピーディーな動きを両立させているが、複数の敵を同時に倒したり、素早くパンチを打ち込んだりができるようになり、よりテンポの良いコンバットに進化している。また、ステルスも同様で、敵の銃を無力化できる新ガジェットや二人まとめてテイクダウンできる新技などのおかげで、こちらも遊びやすくなっている。

ただ、遊びやすくなった一方で、全体的に難易度は上昇傾向。新技や新ガジェットのおかげで、バットマンがさらに強くなったように思えるが、実際はそうではなく、バットマンと敵の強さは上手く釣り合っている。

コンバットでは、刃物などを持った特殊な敵が頻繁に登場するようになったことで、前作と比べると戦闘は数倍難しくなり、(特に中盤以降は)コンボを決めるつもりじゃなくても、正確なボタン入力を意識させられる。ステルスも、敵に見張り台を破壊されたり、赤外線ゴーグルで索敵されたり、敵のジャミングによって一部機能が封じられたりと、前作のイージーだった部分をしっかり埋めて来ている印象を受ける。

そういう意味では、今作はゲームシステム的にもアクション(ステルス)ゲーム的にも、前作からの順当な進化版と言えるものになり、前作の後に遊ぶ続編としては、理想的なゲーム内容になっている。個人的にこのシリーズのプレイ面は、今作で完成したと思う。

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総評

“ほぼ”満点に近い傑作アクションゲーム。

今作も、”バットマン補正”なく純粋にアクションゲームとして楽しめる一作になり、”キャラゲーだから…”とスルーしてしまうのはもったいない。一方、前作ファン的には理想的な続編になり、キャラゲーとしての充実度やより洗練されたプレイ面など、あの続き・・・・という大きな期待にしっかり答えてくれる作品になっている。

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初版:2018年6月18日 8:39 AM

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