【評価/感想】The Walking Dead Season 1【批評/レビュー】

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本作はTelltale Gamesが開発したアドベンチャーゲーム。

Darylを主人公にした『The Walking Dead Survival Instinct』とは違い、こちらは純粋なアドベンチャーゲームになっており、登場人物や物語は本作オリジナル。

本作のDLCとして『400 Days』が配信されている。この作品はパンデミック発生後からの400日間を5人の視点から描くオムニバス作品。

400 DaysはTelltaleのThe Walking Deadシリーズのシーズン1とシーズン2の間を埋める作品。 パンデミック発...
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プレイヤーに重い決断を迫る。

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各エピソードの冒頭では必ず「物語を紡ぐのは、君だ。」という注意書きが表示される。

これを素直に読むと、プレイヤーの選択によって物語や結末が変化するように思えるが、実は限定的。例えばエピソード1の重い選択では、どちらを選んでも主人公一向は農場から次の町へと移動する。

かと言って、全く変化を及ぼさないというわけではない。プレイヤーの選択が原因で仲間が死亡したり、グループから離れたりすると、それ以降のエピソードでは姿を見せなくなる。また、意見の相違が続けば大切な場面で仲違いしてしまうこともある。

本作の分岐を分かりやすく説明すると、予め決められたスタート地点とゴール地点との間に「選択の自由」があり、その範囲の中で物語が分岐するということになる。

「結果」は最後まで付きまとうので選択が重い

上記の通り、あるときの選択は最後まで影響する。

そのため、仲間との会話シーンや決断を迫られるシーンは非常に重い。何気ない台詞によって人間関係にヒビが入ることもあるし、ある者の処遇を決める際も万人が満足する最適解は存在しない。時には、一方の仲間を見捨てるという究極の選択を迫られることもあり、その時は自身の人間性を捨てて、やるべき事をやらなければならない。

本作はこうした選択の連続。それは、ドラマ版でRickたちがやっていることなのだが、実際に自分が決断を下すとなると、相当悩まされる。ある意味、それがThe Walking Deadシリーズの良さなのだが、ときにはそれを恨む瞬間さえあるほど重い。

シンプルなパズルはあくまでも箸休め

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基本的には、「歩く」「会話」「触れる」ことを繰り返す内容なのだが、まれにアクションゲーム風のゲームプレイが顔を見せる。

このパートでは、銃を手に迫り来るゾンビや野盗を倒していくのだが、見た目とは裏腹に中身はシンプルなパズルゲームになっており、あくまでも箸休め的な印象が強い。

中には、トライ・アンド・エラーを強いる場面もあり、ゲームのテンポを削ぐ原因になっている。また、やや難解なパズルも足踏み状態を生む原因になっており、全体的に粗削りな印象を受ける。

総評、あの世界を見事に再現した傑作

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“ゾンビもの”ではあるが、濃密な人間ドラマがメインであるというポイントを抑え、そこにTelltale流のゲームプレイを持ち込むことで、The Walking Deadの名に恥じない作品に仕上げている。

Clementineという魅力的なキャラクターも登場し、新たなシリーズの序章としては最高の作品。

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