【評価/感想】フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと【批評/レビュー】

4
インディーゲーム
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原題What Remains of Edith Finch
機種PC,PS4
プレイ/クリア時間2.5時間~
カキヘイ
カキヘイ

充実したストーリー重視の探索/パズルゲーム。

2,3時間にも及ぶフィンチ家のお話は、何度もプレイして謎を解明したいと思わせるほど充実しており、”多彩なミニゲーム集”とも言うべきパズルも魅力的。

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紹介

どんなゲーム?

奇妙な屋敷を正面から撮影。この屋敷には何世代にも渡る秘密が眠っている。

探索とパズルで構成された【ウォーキング・シミュレーター】。

開発者によると、このゲームのストーリーは”日本の怪談”にインスパイアされており、直接的な描写ではなく、”分かって”初めて背筋がひんやりとする体験ができるタイプの作品とのこと。

舞台はフィンチ家の屋敷/ストーリー

フィンチ一族は、”呪い”から逃れるためにアメリカに移り住んだ大家族。

しかし、アメリカまで逃げて来ても”呪い”は解けず、オーディン・フィンチが事故死したことを皮切りに、次々と他の家族も不可解な死を遂げていく。

そして、家族の死を弔うかのように、屋敷は”身内が死ぬ度”に増改築され、今では遠くからでもその異様さが分かる佇まいをしている。

プレイヤーは、そんな一族の末裔で唯一の生存者エディス・フィンチとして屋敷を探索し、彼女の一族に降り掛かった悪夢とその真実を追い求める。

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評価

【Pros】驚異的なディテールで描かれる”屋敷”

屋敷の中には閉ざされたドアや謎のアートで溢れかえっている。

いわゆる【ウォーキング・シミュレーター】において、私はストーリーの余白に注目する。

セリフや演出で描かれるお話ではなく、”何気なく配置されたオブジェクトや風景からストーリーが読み解けるのか”ということなのだが、本作はこの点が優れている。

具体的には、川下に流れ着いだ新聞紙や、置き去りにされた日用品などがストーリーを断片的に語り、ストーリーを語るパート以外でも、しっかりと読ませてくれるのだ。

また、細部に集中できるのは、驚異的なディテールでゲーム世界が描かれているから。
屋敷内は「本当に人が住んでいたのだろう」と感じさせるほど説得力があるので、現実世界に引き戻されることがない。

また、ドアを開ける、仕掛けを解除するなどの動作にもウソがなく、その人間らしいアニメーションも没入感を高めてくれる。

的確で違和感のないナビゲーション

ゲームっぽいインターフェイスの代わりに、”次に向かうべき場所”にテキストが表示される。

ゲーム的なUIに頼らずにプレイヤーを誘導してくれるので、これもゲーム世界への没入感を高めてくれる。

屋敷自体がストーリーを語るので”探索すること”に意味があり、ストーリーを読むことを邪魔しないゲームプレイも用意されている。

【Pros】多彩なミニゲーム集

現実と空想の世界を描くミニゲーム。

パズルパートは数少ないゲームらしい部分。
(パズルというよりもインタラクティブ・ムービーに近いかも?)

パズルの特徴は全て”一族の誰かの死”で終わる点。
このパートでは、すでに亡くなった一族の誰かとなり、彼らが死に至った理由や原因を追体験する。

ただ、「死」と言っても暗い内容ではない。
各々の精神状態だったり、彼らの生活環境だったりを反映したファンタジー仕立ての内容になっており、そこにインタラクティブな要素が持ち込まれている。

そして、そんなパズルはどれも個性的。
毎回ガラリと内容や表現方法を変えて来るので、どれ一つとして同じものがなく、まさに多彩なミニゲーム集とも言うべき中身になっている。

「死」という重いテーマをファンタジー仕立てで描くことで、各々の最期が印象的なワンシーンとなっており、プレイヤーにとって見ず知らずの一族ながらも親近感が湧き、ストーリーに説得力を与える。

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総評

フィンチ家の家系図。

充実したストーリー重視の探索/パズルゲーム。

2,3時間にも及ぶフィンチ家のお話は、何度もプレイして謎を解明したいと思わせるほど充実しており、”多彩なミニゲーム集”とも言うべきパズルも魅力的。

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インディーゲーム
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