| 原題 | Dishonored The Brigmore Witches |
| 対応機種 | PC,PS5,Xbox Series S/X |
| プレイ時間 | 3.5時間~ |
『The Brigmore Witches』は、『ディスオナード』向けに配信されたストーリーDLCの二つ目。
前作(一つ前のストーリーDLC)『The Knife of Dunwall』の続きになっており、今作をもって前作から始まったダウドのストーリーが完結し、『ディスオナード』から始まった陰謀の全容が明らかとなる。
評価
前作(前編)『The Knife of Dunwall』と比べると、今回は素直なディスオナード。
『The Knife of Dunwall』では、プレイヤーの能力を制限することで、本編である『ディスオナード』とはまた違ったやや硬派なステルスプレイを用意していたが、今作の方は本編のステルスプレイとほとんど変わらない。
開始時のアップグレードで、「ブリンク」と「ダークビジョン」をアップグレードしておけば、後はコルヴォと同じように透視能力や瞬間移動などを駆使し、各ステージをテンポよく、スムーズに攻略していける。
本編と変わらないので、ステルスゲームとしての完成度は高いのだけれど、『The Knife of Dunwall』のような本編をやり込んだプレイヤーを手こずらせるステージの作りや、硬派なステルスプレイに重きを置いたゲームプレイなどの特徴がないので、”無難にまとめ上げた”ゲームのように感じる。
先に『The Knife of Dunwall』を遊んだことで、「次はどんなディスオナードが楽しめるか？」と楽しみにしていたので、今作のゲーム内容は、正直期待外れだった。
ただ、ストーリー面は、本編の裏側を描くストーリーがちゃんと用意されていて、“本編のストーリーと、『The Knife of Dunwall』から始まったダウドのストーリーが交差し、隠された真実が明かされる”という展開なので、シリーズファンなら絶対に押さえておいた方が良い。
総評
『The Brigmore Witches』は、本編の再プレイに近いストーリーDLCだった。
本編である『ディスオナード』と変わらないので、それ同様に優れたステルスゲームではあるが、前作『The Knife of Dunwall』のような”味変”を求めていた私にとっては、若干期待外れに感じる一作だった。
一方で、本編のストーリーを掘り下げるストーリーDLCとしては満足度が高く、今回明かされた真実は、本編を遊んだ私的には衝撃的で、興味深いものだったので、その面では遊んで良かったと思う。
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