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【評価・感想】『初代ギアーズ・オブ・ウォー』レビュー

ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約3分で読めます。
原題Gears of War
対応機種PC,Xbox(互換)
プレイ時間9時間~
ストーリー地球とよく似た惑星セラ。この世界では”ローカスト”と呼ばれる地底人が、人類の殲滅を目的として地上に総攻撃を仕掛けていた。そんな中、元軍人で囚人のマーカスのもとに、かつての戦友が現れ、再び彼を外の世界へと引き戻す。

本作は、2006年に発売されたサードパーソン・シューティングゲーム。「Epic Games」が開発したXbox 360(PC)向けの作品になり、Xbox 360の時代を代表するTPSと言っても過言ではない一作。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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ギアーズ系の本家

タイミングよくボタンを押して高速リロード(アクティブリロード)が成功すると気持ちよい

本作が大ヒットしたあと、”ギアーズっぽいゲーム”が次々と生まれたので、本家を遊んだことがなくても、それを意識した作品なら遊んだことがあるという人は多いと思う。日本でも和製ギアーズとも言うべき『バイナリードメイン』が発売されている。

そんな本作は、カバーシステムを中心にしたシューティングが特徴の作品。海外のwikiによれば、本作は『kill.switch』のカバーシステムと『バイオハザード4』の肩越し視点のミックスとのことで、 撃ち合いでは『kill.switch』のようにカバーに隠れて、『バイオハザード4』のように敵を狙い撃つ。

正直、いま遊ぶと「よくあるやつ」なので、改めて書くことはあまりないのだが、本家らしいお手本的な作りは、類似作が山ほどあるからこそ、逆に光る部分と言える。カバーからの射撃やカバーからカバーへの移動などはスムーズに行え、遮蔽物も、一直線に向かえるように丁寧に配置されている。隠れる、撃つ、進むの三つがきっちり出来るゲームで、カバーシステムを取り入れたTPSの中では、頭一つ抜きん出た出来だと感じる。

シューティング以外では、多彩なゲーム内容も好印象。中ボス(ベルセルク)を上手く誘導して戦うステルス風味の中ボス戦や、光源を作りつつコウモリを避けて進むエリアなど、撃ちまくりの中でも様々なギミックが用意されていて、ちゃんと緩急の付いたゲームになっている。加えて、一部エリアでは進行ルートが分岐したり、側面からも攻撃できたりして、こちらも色々と工夫されている。遊ぶ前は”とにかく撃ちまくるゲーム”だと思っていたので、これは良い意味で予想を裏切られた。

もちろん、マーカスやドムと言った個性的なキャラクターたちも魅力。全体的に薄暗く、血なまぐさいゲームだが、そんな気分を吹き飛ばすようなやり取りがたっぷりあり、チャプターを進めるごとに肉団子のようなキャラクターたちに愛着が湧いてくる。ゲーム的にはお馬鹿さんなのが玉に瑕ではあるが。

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まとまりの良い一作目

本家だけあり、ギアーズ系では一番面白いと感じた。スムーズなカバーシステムに、爽快感ある射撃、そしてバラエティに富んだミッション内容など、この手のTPSのお手本的な一作になっている。

私にとっての最高のTPSは『マックス・ペイン3』だが、”カバーを中心に撃ち合うゲーム”に限定すれば本作を間違いなく選ぶ。

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