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【評価・感想】『kill.switch』レビュー

ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約2分で読めます。
原題kill.switch
対応機種PC,PS2,Xbox
プレイ時間4時間~
ストーリー強化兵士のNick Bishopは、リモートコントロールされる形で世界を巻き込む争いに身を投じる。その中で自身の暗い過去がフラッシュバックし、次第に自分の身に何が起きたのかを知る。

本作は、2003年に発売されたサードパーソン・シューター(TPS)。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

カバーシステムを中心にしたTPS

今でこそカバーシステムを採用したTPSは山ほど存在するが、本作はそれを初めて中心的な要素として採用したゲームとされる。カバーシステム自体は、本作より前に発売された『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』や『スプリンターセル』にも存在したが、”常にそれを使って敵と戦っていく”点で、本作はそれらと一線を画す存在になっている。

そんな本作のカバーシステムは、今のものと大きく変わらない。右クリックを押すと中腰になるのだが、遮蔽物の近くだとカバーに入る。カバーからは、そこから手だけを出してバラバラと撃つ、上半身を出してきちんと狙って撃つの二つの攻撃が可能で、状況に合わせて使い分けて戦っていく。かなり手厳しいゲームなところは”古い洋ゲー”ではあるが、敵との撃ち合い自体は今のTPSとよく似ていて、本作の時点で、カバーシステムの基本はすでに完成していたのだと分かる。

ちなみに、カバーシステム以外にも面白いものがあり、それは一人称視点にも部分的に対応していること。カバーや立った状態で照準を覗くと、FPSのような一人称視点に切り替わり、FPSのような感覚で撃つことができる。より精密な射撃が可能になり、FPSの特徴も上手く取り入れられている。

後半は”古い洋ゲー”

前半は、お行儀よくカバーに入って正面の敵と撃ち合うだけなのでサクサク進むが、後半はトラップ的な敵の配置や人数のゴリ押しが目立ち、覚えゲーな側面が強くなってくる。特に最後の2ミッションは、敵の湧きパターンを覚えて先手を打つことが攻略のカギになっていて、非常に作業的なプレイになってしまっていた。おまけにオートセーブの間隔は長いし。

“古い洋ゲー”っぽくて、久しぶりにガツンと来ました。

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総評

正直、今から遊んで面白いゲームとは思わないが、私としては、TPSへの理解を深められたという意味で遊べて良かった。同時期に発売された『マックス・ペイン』の方がはるかに有名だが、後のTPSに与えた影響を思うと、その半分くらいは知られていて良いゲームだと思う。

なお、残念ながらダウンロード販売はなく、遊ぶ場合は中古品を入手する必要があるため、気になる人は早めに確保しておくことをお勧めする。

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