原題 | Call of Juarez(1) |
対応機種 | PC,PS3,Xbox 360 |
プレイ/クリア時間 | 5時間~ |
備考 | 日本語化Modあり |
👍Good
- 泥臭いガンファイト
- 交差する2人のストーリー
👎Bad
- 全体的に粗削り
- “掴み”として最悪な冒頭
紹介
どんなゲーム?
「西部劇」をテーマにしたFPS。
- ストーリー重視の一本道ゲーム
- 西部劇のお約束を詰め込んだ各ミッション
- 追う者、追われる者の視点から描かれるストーリー
などが特徴として挙げられる。
なお、本作は続編『コール・オブ・ファレス 血の絆』の後を描く作品になっている。
コール オブ ファレス(1)のストーリー
“家族殺しの汚名”を着せられた青年・ビリーは、追跡者・マッコールから逃げながら故郷のメキシコを目指す。
評価
【Pros】西部劇×FPS
“なかなか決着が付かない”テンポの悪いガンファイトが新鮮。
本作は18世紀のアメリカを舞台にした西部劇なので、登場する銃は揃いも揃って性能が低く、リロードさえもテキパキできない。
銃弾を発射する際は毎回引き金を引き、リロードする際は弾薬を一つずつ込めていく。
- 登場する銃はどれも年代的に性能が低く、リロードも完全に手動
もちろん、これは相手(敵)も同じ。
ゆえに本作の銃撃戦では、泥臭く、一進一退の攻防になることが多く、「西部劇」と聞いて連想するガンファイトが疑似体験できる。
- 西部劇ならではの泥臭いガンファイトが疑似体験できる
なお、FPSとしてのバランスは良好。
(敵も含めて)使用頻度の高いリボルバーの威力は低いが、一方でショットガンやライフルの威力は高く、”一撃死できる/される”ことがプレイに緩急を付けてくれる。
決闘
同時に銃を抜き、相手を撃ち抜く。
派手な演出やギミックは用意されていないが、己のスキルと運が試せるシンプルなミニゲームになっており、西部劇の「決闘」の醍醐味がきちんと再現されている。
【Cons(欠点)】全体的に荒々しい

「クライミング」は落下死と初見殺しに注意
- 一部の初見殺し的なスポット
- 説明不足
一部のアクシデントや敵の湧き方は初見で対処することが難しく、一方的にダメージを受けたり、死亡したりすることが多々あった。
また、全体的に説明不足なところがあり、エリア内を右往左往させられることも。
本作にはマッコール編とビリー編の2つが用意されており、上記の欠点はビリー編で顕著だった。
総評
“磨けば光る原石”な一作。
単純な勧善懲悪モノではないストーリーや、西部劇ならではのゲームプレイは面白いが、それらを純粋に楽しませるほど土台は完成していない。
決して悪いゲームではないけれども、ある程度の忍耐力が必要だ。