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【評価・感想】『メタルギアソリッド(MGS1)』レビュー

ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約3分で読めます。
タイトルMETAL GEAR SOLID
対応機種PS1,PSアーカイブ(22.05.28時点)
プレイ時間11時間~
ストーリー2005年、 アラスカ「シャドーモセス島」。ソリッド・スネークは、核攻撃を脅しに使い、”ビッグボスの遺体”を要求する米軍特殊部隊”FOXHOUND”と対峙する

今作は、1998年に発売された「メタルギア」シリーズの三作目。

PS1の性能を活かした3D空間でのステルスや、ハリウッド映画を彷彿させるストーリーが特徴になり、MSX2版よりもリッチなメタルギアに生まれ変わっている。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

※DuckStation(PS1エミュレータ)でプレイしました

メタルギア2 ソリッド・スネーク』から8年、「メタルギア」は「メタルギアソリッド」となり、「PlayStation」向けのゲームとして復活した。

グラフィックは2Dから3Dへと移行し、立体的な空間でのステルスプレイを実現。今作では、お馴染みの「見下ろし視点」に加えて、「主観視点」が新たに加わり、スネークの目線からエリアを立体的に捉えることが出来るようになった。また、ストーリーや演出の面では、3Dグラフィックを活かしたカットシーンが数時間分も用意され、キャラクターには声も与えられた。

ゲーム自体は、『メタルギア2 ソリッド・スネーク』の焼き直しに近いが、グラフィックも含めた表現力が格段に向上したことで、今作では、まるで”(吹き替えの)アクション映画を遊んでいる”ようなリッチな体験が生まれている。確かにシリーズモノとしては、「メタルギア」の流れをくむ作品ではあるが、飛躍的に向上した表現力を武器に”映画的なステルスゲーム”という新たなカテゴリを打ち立て、「メタルギア」を次の段階へと押し上げている。

スネークの足跡に敵が反応する!

プレイ面について書くと、今作も”見下ろし視点×かくれんぼ”のステルスゲーム。

ステルスプレイは『メタルギア2 ソリッド・スネーク』とほとんど変わらないが、「主観視点」で、ソリトンレーダーに表示されない場所にいる敵を確認できたり、マップの高低差が意識されていたりと、3D空間ならでの奥行きが生まれている。

個人的には、敵兵が地面の足跡に反応したり、あまりの寒さに風邪をひき?くしゃみをしたりするリアリティが、プレイ面では特に印象に残った。まだまだローポリで、角張ったグラフィックだが、それを感じさせないリアリティが存在する。

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総評

「メタルギア」のメインシリーズをすべて遊んだ上で、今作『メタルギアソリッド』は至高。

“シャドーモセス島”という閉鎖空間への単独潜入や”メタルギア”を巡る巨大な陰謀、そして、スネークを始めとする個性的なびっくり人間たち。『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』以降、ストーリーもゲーム内容もどんどん広がっていくが、今作からは、シリーズの根源的な面白さが感じられる。

もちろん、1998年のステルスゲームなので、相応にレトロな内容ではあるけれど、今後、PlayStationのサブスクなどで配信されることがあれば、ぜひ遊んでみて欲しい。

初版:2015年3月14日 12:00 AM

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