ロジャー・ムーア主演のスパイ映画『007 死ぬのは奴らだ』のレビュー。
紹介
007 死ぬのは奴らだのストーリー
ボンドがブードゥー教の暗黒世界に挑む。
麻薬シンジケートを捜査中のイギリス謀報員が次々に暗殺された。
調査のためにNYに飛んだボンドは、黒人活動家Dr.カナンガに目をつける。
彼はサン・モニク島の首相を務めながら、恐るべき裏の顔を持っていた……。
引用元 – Youtubeより
007 死ぬのは奴らだの出演陣
役者 | 役名 |
ロジャー・ムーア | ジェームズ・ボンド |
ヤフェット・コットー | カナンガ |
ジェーン・シーモア | ソリテア |
グロリア・ヘンドリー | ロージー |
ジェフリー・ホールダー | サメディ男爵 など |
感想
ロジャー・ムーア演じる新生ボンド映画
『007 ドクター・ノオ』『007 ロシアより愛をこめて』『007 ゴールドフィンガー』『007 サンダーボール作戦』『007は二度死ぬ』『007 ダイヤモンドは永遠に』の計6作品に渡ってボンド役を務めたショーン・コネリーに代わり、ロジャー・ムーアが新たなボンド役として出演する新生ボンド映画の一作目。
やはり、主役が代わるとそれだけでフレッシュさを感じる。
ショーン・コネリー演じるボンドの陽気な殺し屋感も嫌いではないが、ロジャー・ムーア演じるボンドのユーモアさを感じる大人の魅力も様になっている。
さらに、ボンド映画としてもフレッシュさを感じさせる。
今回はニューオーリンズ、ルイジアナ、カリブの国などを舞台にしているので、ビジュアル的に目新しく、湿地帯でのボートレースも見応えがある。
加えて、キャラクターも強烈な存在感を放っている。
不敵な笑みを浮かべる片腕の大男、ゲラゲラ笑う男爵やペッパー保安官など、一度観たら忘れられないキャラクターが数多く登場し、映画を盛り上げてくれる。
さすがに前作『007 ダイヤモンドは永遠に』のマンネリ具体は無視できないレベルだったが、新しいボンド役と新しい舞台を用意することで多少は軽減されている。
ちなみに、作風は後期のショーン・コネリー版ボンド映画の作風を引き継いでおり、硬派なスパイ活劇というよりはコメディ要素を含んだスパイ活劇になっている。
非現実的な世界観はイマイチ
とにかく、スピリチュアルすぎる。
ブードゥー教やタロット占いを中心に進む話は、私にはスピリチュアルがすぎて違和感があったし、ジェームズ・ボンドのようなスパイが非現実的な出来事をすんなり受け入れるとも思えない。
また、ワニの頭を踏んで対岸まで移動したり、敵を風船のように膨らませたりする演出も、さすがジョークが過ぎていてスベリ気味だった。
ちなみに、ワニのシーンは本当にスタントマンがワニの上を走り抜けている。
まとめ
前作『007 ダイヤモンドは永遠に』の出来を思えば、よく出来たボンド映画だった。
ロジャー・ムーアは、ショーン・コネリーという偉大な前任者のイメージを見事に払拭しており、一作目から”ロジャー・ムーアのボンド”として新たなボンド像を確立している。
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