原題 | A Good Day to Die Hard |
公開日 | 2013年2月14日 |
ストーリー | マクレーン親子がロシアで大暴れ!息子・ジャックがロシアで死刑判決を待つ身であると知ったマクレーンは単身でロシアに乗り込む。 |
ブルース・ウィリス主演のアクション映画『ダイ・ハード/ラスト・デイ』のレビュー。
ダイ・ハード/ラスト・デイの感想/評価
『ダイ・ハード(1)』『ダイ・ハード2』『ダイ・ハード3』『ダイ・ハード4.0』に続く今作は、ジョン・マクレーンと一人息子・ジュニアの”バディもの”に。
- シリーズ初の海外ロケ
- 二人のマクレーンの共闘
などの新要素はあるが、終わってみればイマイチな一作だった。
はっきり言ってしまえば”ダイ・ハードの名を借りたB級アクション映画”であり、前作に匹敵する規模の続編にもかかわらず、全体的なチープさが拭いきれない。
アクション映画としては今回も見所十分だが─
「息子がロシアで死刑必至なのに冷静すぎる」「土地勘がないはずなのに詳しすぎる」「さすがにメチャクチャしすぎ」「アリクのキャラクターが臭すぎる」「チェルノブイリの警備が緩すぎる」
などのストーリーや演出面での粗さがかなり気になる。
また、マクレーン親子のキャラクター性もあまり深堀りされておらず、前作のような深い話や年齢を重ねて成熟した様子はすっぽりと抜け落ちている。
もっと言えば親子関係の修復は前作でやっているし。
(話し合いではなく、悪を成敗することで仲直りするマクレーン親子はそれっぽくて面白いが)
さらに、「ダイ・ハード」としても”しがない刑事が大騒動に巻き込まれていく”らしさがなく、最強親父がロシア人の悪党を成敗していく普通のアクション映画に成り下がっている。
前作が良すぎたというのもあるが、それにしても今作は「ダイ・ハード」のフォーマットをぞんざいに扱いすぎており、シリーズファン的には期待外れだった。
まとめ
「ダイ・ハード」としてもアクション映画としてもイマイチだった。
続編とされる『McClane(邦題未定)』では、前作を監督したレン・ワイズマンが再びメガホンを取るということでそっちには期待できそう。
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