【感想・評価】『コマンドー(ネタバレ)』レビュー

アクション映画のレビュー
原題 Commando
公開日 1985年10月4日
ストーリー かつて米軍の特殊部隊”コマンドー”を率いていた主人公・ジョンのもとに上官が現れる。

上官はジョンに、かつてコマンドー部隊に所属していた元隊員たちが何者かに殺されたと語り、ジョンに警護を付けると言う。

その後、ジョンは何者かに奇襲され、愛娘を誘拐されてしまう。

誘拐した男たちはジョンに”バル・ベルデ共和国”の大統領を抹殺するように迫るのだった。

アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画『コマンドー』のレビュー。

コマンドーの感想/評価

「愛娘を誘拐された男(元特殊部隊隊員)は何をするか?」

と聞かれれば答えは一つ。

相手を追い詰めてズタズタにするのだ。

とは言っても、この映画はただの脳筋・アクション映画ではなかった。

てっきり、私はシュワちゃんが機関銃を抱えて敵をミンチにしていく映画だと思っていたが、実際は“真綿で首を締める”ように敵を追い詰めていく王道的なリベンジものだった。

親子の平穏な日常を奪った敵たちをシュワちゃんが締め上げていく流れは、リベンジもの特有のカタルシスが味わえ、慌てふためく敵を見るのも痛快。

そして、肝心のアクションも迫力満点で、”素手で車の座席を引き剥がせる”怪力男が己の肉体と銃を使い分けて敵と死闘を繰り広げる様子は目が離せない。

確かに、この映画のストーリーは単純明快で、奇をてらったものは何も存在しないけれど、その分だけ純粋にアクションと復讐劇が楽しめる。

シュワちゃんの肉体美、痛快な復讐劇、密度の高いアクション、センスある日本語吹替が堪能できる。

これ以外に何が必要か?

まとめ

痛快なアクション映画だった。

難しいことは考えずに気軽に観られるアクション映画になっており、観ている者に余計なことを考えさせない丁寧な作りと、テンポの良さが魅力的だった。