【感想・評価】『ダイ・ハード(1)』レビュー/シリーズ1作目

「ダイ・ハード」シリーズ
原題 Die Hard
公開日 1988年7月15日
ストーリー ”居てはいけないタイミングにたまたま居合わせてしまった”不運なデカ、ジョン・マクレーンは【ナカトミ・プラザ】に立て籠もった強盗団と死闘を繰り広げる。

ブルース・ウィリス主演のアクション映画『ダイ・ハード(1)』のレビュー。

ダイ・ハードの感想/評価

👍等身大のヒーロー、ジョン・マクレーン

『ダイハード』の主人公・マクレーン。演じるのは本作で一躍スターダムを駆け上がったブルース・ウィリス。

ブルース・ウィリス演じる主人公・マクレーンは”居てはいけないタイミングにたまたま居合わせてしまった”不運なデカであり、その中身も”どこにでもいるおっちゃん”。

マクレーンは「ったく、なんでこんな目に遭うんだ」と自身の運の悪さを呪うわけだが、その飾らない人間性は非常に魅力的で、等身大ゆえに親近感も湧く。

確かにマクレーンは強盗事件を見事に解決したヒーローだが、彼自身は自分のことをヒーローなんて思っておらず、むしろそう呼ばれることを鬱陶しく感じるタイプのはず。

マクレーンの”アクション映画の主人公らしくない”キャラクターは新鮮であり、続編のことを考えるとそれ自体が個性になっている。

『ダイハード』にて、ダクトの中をライターの明かりを頼りに進む主人公・マクレーン。

肝心のアクションシーンもこの映画ならではの色が出ており、劇中で度々引用される他のアクション映画とは一線を画するものになっている。

“ナカトミ・プラザ”という閉鎖空間を舞台に、劣勢のマクレーンが機転を利かせて強盗団と戦っていくわけだが、 決して彼は機銃やロケットランチャーは手にせず、ヒイヒイ言いながら死闘を繰り広げる。

満身創痍のマクレーンはアクション映画のヒーローとしては無様だが、等身大のヒーローとしては非常にカッコよく、おっちゃんのハックルに心が躍る。

👍ストーリーや演出も優れている

『ダイハード』にて主人公・マクレーンの相棒役を勤めるアル。演じるのはレジナルド・ヴェルジョンソン。

  • ナカトミ・プラザが工事中であること
  • マクレーンの妻・ホリーが旧姓を使っていること
  • ホリーが写真を倒したこと

などがきちんとストーリーに絡んで来る。

また、マクレーンと警官・アルのやり取りや、強盗団のボス・ハンスとマクレーンが初対面した時のシーンなども非常に印象的に描かれており、一度観たら忘れられない。

本作はアクションシーンのみならず、ストーリーもよく書けており、アクションとストーリーを見事に両立させている。

【トリビア】アラン・リックマンの落下シーン

『ダイハード』にて宿敵・ハンスを演じるアラン・リックマン。

製作陣「3つ数えた後に落とすんで」
アラン・リックマン「はいよ」
製作陣「3…落とせ!」
アラン・リックマン「えっ…」

というシーンのよう。

まとめ

色褪せないアクション映画の傑作。

よく書けたストーリーとユニークなアクションが魅力的な一作になっており、公開から30年以上経過した今でも色褪せないアクション映画の傑作だった。

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