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【評価・感想】『ギアーズ・オブ・ウォー ジャッジメント』レビュー

ゲームレビュー
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この記事は約3分で読めます。
原題Gears of War Judgment
対応機種Xbox(互換)
プレイ時間7時間~
ストーリー一作目より前。”ライトマスミサイル”を無許可で使用した罪で軍法会議にかけられたベアードたち。ベアード、コール、ソフィア、パドックの4人は、当日の作戦を振り返りながら自身の判断の正当性を主張する。

今作は、2013年に発売されたスピンオフ。『ギアーズ・オブ・ウォー』『ギアーズ・オブ・ウォー2』『ギアーズ・オブ・ウォー3』からなる三部作が完結した後、シリーズの前日譚を描くスピンオフとして発売された。なお、今作は「Epic Games」と「People Can Fly」の共同開発になっている。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

色々な意味でスピンオフなギアーズ

“いつものギアーズ”ではない。カバーシステムを採用したTPSであること、仲間と一緒にチームで戦うゲームであることなど、ぱっと見はいつもと変わらないのだが、素材は同じでも調理の仕方が違えば味も変わる。

特にシューティング面は、違いが際立っていると感じた。カバーを使いつつ敵を撃っていくのはいつもと同じだが、今作では、硬く、俊敏な敵が次々と出現し、そんな敵が積極的に側面や背後に回ってくるため、カバーから出て、周囲の環境や味方を遮蔽物にして撃ち合うことが多く、あえて言えば”ギアーズっぽくない”TPSになっている。通常の戦闘も激しいが、敵が次々と襲ってくるウェーブ形式の戦闘まで用意されており、これまでとは違う意味でアグレッシブな銃撃戦が展開される。

さらに、ゲーム内容に関しても”ギアーズっぽくない”。今回はステージを繰り返し遊ぶことを想定しているようで、「機密情報」と呼ばれる任意の縛りが用意されていたり、リプレイごとに敵の種類や進行ルートが変化したりと、周回プレイ向きの要素がちらほらと取り入れられている。個々のステージの短さも含めて、今作は繰り返し遊んでスターを集める要素が強めで、過去作からシューティング要素のみを抽出したような印象を受ける。※スターを集めると様々な特典がアンロックされる

ギアーズ的な要素は満載なので、たしかにシリーズの一部だと感じるが、プレイ面に関しては、スピンオフらしくメインシリーズとは異なる方向へと進んでいて、良くも悪くも個性的なギアーズになっている。私は『ギアーズ・オブ・ウォー』『ギアーズ・オブ・ウォー2』『ギアーズ・オブ・ウォー3』と一気に遊んだこともあり、今作の作風は新鮮で、面白く感じたが、メインシリーズと同じものを求めると肩透かしを食う可能性が高い。

なお、今作の操作キャラクターはマーカスではなく、ベアードをはじめとする各隊員たちになる。章ごとに操作キャラクターは切り替わり、最終的にはすべての隊員を操作することができる。

隠しエピソード”顛末”は、ギアーズらしい

“顛末”は、本編のストーリーモードでスターを40個集めるとアンロックされる隠しエピソード。ギアーズ・オブ・ウォー3』で、マーカスらと別れた後のベアード一行の活躍を描くストーリーが用意されており、「3」向けの追加ストーリーであってもおかしくない内容になっている。

このエピソードは、”いつものギアーズ”。激しい撃ち合いばかりではなく、ムービーや演出も程よく取り入れられていて、”お馴染みのギアーズ・オブ・ウォー”と言ったところ。おまけにスターを集める要素もない。

「ジャッジメント」や『ギアーズ・オブ・ウォー3』のサイドストーリーになるので、シリーズファンであれば遊んでおいて損はない。なお、スターを40個集めるのは少し意識して遊べば難しくない。

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