開発元 | カプコン |
対応機種 | PC,PS3,Xbox互換 |
クリア時間 | 8時間~ |
ストーリー | 人類は次なる地球を求めて”EDN-3rd”への入植を試みる。しかし、この惑星には、”AK”と呼ばれる原生生物が生息しており、それが人類の脅威となる。主人公らは、”EDN-3rd”での生存を賭けた戦いに挑む。 |
本作は、2008年に発売されたアクションゲーム。
評価
少しルールが異なる?一本道ゲーム
ゲームは、ステージクリア型のアクションゲームになる。
ひとステージが15分から30分ほどの長さになり、道中にわんさかいるザコを蹴散らして、最後に、待ち構えるボスを倒すとステージクリアとなる。各ステージは完全な一本道になっているので、簡単に言えば、ボスがいるエリアまでマラソンするゲームだと言える。
ただ、よくある一本道なアクションゲームとは違い、本作では、ボスがいるエリアまで、ボスと戦う準備をしながら遊ばないといけない。
具体的には、エネルギーを貯めて、武器も集める。
エネルギーは、実質的な時間制限を延ばしたり、主人公のアーマーになったりするものになり、あればあるほど、プレイが楽になるという代物。
どのステージも、一直線にボスのいるエリアまで進むことが出来るが、それだとジリ貧になる可能性があり、基本的には、ちまちまとザコを倒したり、巣を破壊したりなどして、エネルギーを溜めながら遊んでいくことになる。
また、道中には武器も落ちているので、それも回収して、装備を整えていく。
エネルギーが減り続ける中、さらなるエネルギーを求めてザコと戦うか、戦わないか、エリアを探索するか、しないかを考えて遊ぶことになり、そうしたサバイバル感が本作の特徴と言える。
個人的に、実質的な時間制限は煩わしく感じたのだが、それも含めて、他のアクションゲームとは異なる遊びが楽しめるゲームになっており、そこがこのゲームらしさと言える。ちなみに、エネルギーは一度だけカツカツになったくらいで、基本的には、余裕を持って遊ぶことができた(難易度イージーの場合)。
アクションゲームとして
アクションゲームとしては、堅実に遊べる。
銃撃戦では、引きのカメラで、バラバラと銃を撃っていくのが基本になり、エリア内を動き回って敵を撃ち倒していく(要するに肩越し視点やカバーシステムはない)。また、「アンカー」と呼ばれるガジェットを使って、エリアを立体的に動き回って戦ったり、対AK用兵器バイタルスーツ(VS)と呼ばれる大型ロボットに乗り、派手に暴れたりも出来る。
TPSとしては、正直、可もなく不可もなしだが、「アンカー」を駆使した機動的な戦闘は、上手くハマった瞬間はなかなか楽しく、VSの存在も、戦闘にメリハリを付けてくれる。
概ね、アクション部分は手堅く遊べるゲームになっている。
ただし、チェックポイントの間隔の長さや、移動速度の遅さなど、遊んでいて気になった点も少なくない。
特にチェックポイントは、さすがにボス戦のところで一度入るが、確認した限り、それ以外は無いと言ってよく、やり直すと、そのミッションの頭から再開になり、これはかなり辛い仕様だった。私は根気よく遊ぶタイプではないので、やり直しを避けるために、難易度をイージーに下げて遊んでしまった。
他にも、主人公が爆風ですぐに倒されてしまうため、乱戦時などは、起き上がるたびに倒されて、なかなか次のアクションに移れない時があり、これも地味にストレスが溜まるところだった。
アクション部分以外は、それなりに忍耐力を要する作りをしている。
総評
本作は、個性的なTPSで、アクションゲーム。
『ギアーズ・オブ・ウォー』と同時期に発売された本作は、その後に次々と生まれた”ギアーズ系”のTPSとは一線を画する作りが特徴的で、その独自色の強い作風が、今では個性になっている。
この記事でも触れた通り、決して遊びやすいゲームではないのだが、TPSやアクションゲームを一通り遊んだ上で、まだ他のゲームを探している場合は、遊んでみると良いかなと思う。
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