原題 | The Expendables 3 |
公開日 | 2014年8月15日 |
シルベスター・スタローン主演のアクション映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』のレビュー。
感想
👎中途半端に時代に合わせてしまった
正直、期待外れでした。
「エクスペンダブルズ」と言えば、火力と勢いを重視したアクションが目玉なわけですが、今作では隠密行動だったり、ハイテクだったりと少し作風が変わっています。
ある意味、今回は時代の流れを反映したアクション映画なのですが、個人的には”時代の流れに逆らって我が道を行く”ところに魅力を感じていたので、今作の作風は残念です。
「エクスペンダブルズ」は荒削りで男臭く、オイル臭くあって欲しかったですし、スタイリッシュさは「ミッション・インポッシブル」や「ボーン(シリーズ)」に任せておけば良いんです。
“ハッキングしてドアを開けようとしているのを尻目に、爆弾でドアをぶっ飛ばす”というノリが「エクスペンダブルズ」らしさでしたが、今回はそのらしさが薄れていました。
エクスペンダブルズ対ハイテク集団の対決は見たいですが、今作のように”中途半端に時代を意識した”エクスペンダブルズは見たくない。
あと、『エクスペンダブルズ』『エクスペンダブルズ2』と比べるとアクションの密度が低く、「いつになったら銃を撃つのだろうか?」という感じでした。
ゴア表現がマイルドに
レーティングの関係で、血しぶきや破壊表現が非常に大人しくなっており、アクションシーンにおける爽快感も薄れている。
👎別に若手俳優は見たくない
今作では若手俳優が新規加入しているわけですが、はっきり言って老兵どもと比べると俳優としては格落ち感がありすぎて、オールスターの中で完全に浮いてしまっている。
「エクスペンダブルズ」の中で存在感を発揮するには、マット・デイモン、ベン・アフレックやウィル・スミスなどの実績と知名度を兼ね備えた俳優じゃないと厳しい。
こちらも新規加入のハリソン・フォード、メル・ギブソン、ウェズリー・スナイプスやアントニオ・バンデラスは強烈な存在感を発揮していましたが。
まとめ
自分で自分の個性を消し去ってしまった続編でした。
『エクスペンダブルズ』『エクスペンダブルズ2』のようなスペクタクルは薄れ、アクションよりも小技に走ってしまっている点が残念で、「この映画である理由」がありませんでした。
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