原題 | Sniper: Reloaded |
公開日 | 2011年4月26日 |
ストーリー | トーマス・ベケットの息子ブランドンは、国連軍の一員としてコンゴ民主共和国で任務に就いていた。
ある時、ブランドン一行は何者かの襲撃を受け、部隊の大半が無残にも殺されてしまう。 生き残ったブランドンは、殺された仲間の敵を討つべく、襲撃した者たちを捜索する。 |
チャド・マイケル・コリンズ主演のアクション映画『山猫は眠らない4 復活の銃弾』のレビュー。
山猫は眠らない4 復活の銃弾の感想/評価
“ミスショットした”シリーズ四作目。
これまでのシリーズ作品は大きく外さないスナイパー映画だったが、今回は覇気のない主人公、締まりのないアクションや、中だるみするストーリーなど多くの点において過去作に遠く及ばない。
今回の主人公は、『山猫は眠らない(1)』『山猫は眠らない2-狙撃手の掟-』『山猫は眠らない3 決別の照準』のベケットの息子だが、親父との繋がりを感じさせるものがほぼなく、ほとんど新しい主人公みたいなもの。
そして、主人公・ブランドンは理想主義者っぽいところがあり、紛争地にいるのに現実を見ずに突っ走るのであまり共感できず、キャラクターに奥行きがない。
個人的にはブランドンも同じ兵士なのにスナイパーを見下す感じや、兵舎でそれを言ってしまう性格に何とも残念な気持ちになった。
肝心のアクションは、ブランドンが海兵隊ということでスナイパーシーンがあまりなく、それに代わる銃撃戦はテンポが悪く、カメラが激しく揺れているだけ。
(自撮り棒で撮影したような映像は良かったが)
一作目に登場したミラーが再登場しているのは嬉しいサプライズ。
一作目でベケットに鍛えられたミラーが、今度はベケットの息子を鍛えるという師弟関係がよく、次回作以降も見たいところ。
まとめ
さっさと次に行こう。
今回は「山猫は眠らない」としても、スナイパー映画としても決め手に欠ける作品になっており、このシリーズで初めて「面白くない」と感じた。
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