リーアム・ニーソン主演のアクション映画『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』のレビュー。
主演/出演 | 役名 |
リーアム・ニーソン | ハンニバル |
ブラッドリー・クーパー | フェイス |
クイントン・ジャクソン | バラカス |
シャールト・コプリー | マードック |
ジェシカ・ビール | ソーサ など |
感想
👎消化不良気味なアクション
“特攻野郎”という割りには火力不足でした。
確かに、アクション映画としての山場はいくつか用意されていますが、中盤の”原版を巡る死闘”以外はどうも迫力に欠ける印象を受けました。
クライマックスも、盛り上がりとしては中盤のそれに負けており、アクション映画としてアクションの配分を誤ってしまった感があります。
シルベスター・スタローン主演のアクション映画『エクスペンダブルズ』が同時期に公開されていますが、火力・熱量ともに本作を上回っており、“特攻野郎”でした。
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👎シリアス路線にしては粗い
意外(?)にもストーリーはシリアス路線なのですが、お話自体は”アクション映画のストーリー”の域を出ておらず、全体的に粗い。
この映画にはストーリーの粗さをアクションシーンで押し切るほどのパワーはなく、観ている側に考える余地を与えてしまっており、粗さが気になって来る。
「刑務所内での不審死は検死されないのだろうか」「原版ごと空爆しても大丈夫なのだろうか」「将軍とパイクはどういう仲なのか」など。
個人的にはご都合主義的な展開を「偶然というやつを信じていない。一見たまたまとしか思えない出来事でも必然性がある」と言い切る強引さは好きなのですが、それと引き換えに圧倒的なアクションが欲しかった。
まとめ
今ひとつ見所に欠けるアクション映画でした。
これまでに述べた通り、目玉のアクションはイマイチですし、かと言ってストーリーに力が入っているということもなく、中途半端です。
決して駄作ではありませんが、平凡なアクション映画でした。