【感想・評価】『L.A. ギャング ストーリー(ネタバレ)』レビュー

クライム映画のレビュー

ジョシュ・ブローリン主演のクライム映画『L.A. ギャング ストーリー』のレビュー。

ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ショーン・ペンも出演している。

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紹介

L.A. ギャング ストーリーのストーリー

1949年。

ロサンゼルスの裏社会はミッキー・コーエンという名のギャングが牛耳っており、政治家や警官さえも彼に買収されていた。

そんな状況を打破すべく、ロス市警の巡査部長・ジョンは対コーエンの特別部隊を結成し、ミッキー・コーエンと直接対決する。

L.A. ギャング ストーリーの出演陣

役者 役名
ジョシュ・ブローリン ジョン
ライアン・ゴズリング ジェリー
ショーン・ペン コーエン
エマ・ストーン グレイス
ニック・ノルティ 市警本部長 など

感想

悪い意味でスタイリッシュ

ジョシュ・ブローリン演じるジョンと、ショーン・ペン演じるミッキー・コーエンが対決するシーン。

確かに、1940年代の空気感が味わえる作品ではありますが、映画の作りがどうもその年代に合っていないように感じました。

全体的に悪い意味でスタイリッシュで、無駄がありません。

自動車はクラシックカーにもかかわらず、最新のスポーツカー並みに俊敏に動きますし、拳銃もやけに高性能で、まるで自動小銃のようです。

ロサンゼルスの景色、ファッションや音楽は40年代で統一されていますが、それ以外の部分は限りなく2010年代的であり、本物っぽさがありませんでした。

今の時代に作るからこそ、40年代のアナログさが個性として際立つわけですが、それを排除してしまったことで個性も失っています。

また、ギャング映画としても悪い意味でスタイリッシュ。

派手なアクションとテンポの良さを重視したことで余白が無くなり、ギャングならではの重厚感が失われたことで、全体的にチープな印象を受けました。

あと、ショーン・ペンがどうも”ちょい悪オヤジ”にか見えず、ロサンゼルスの裏社会を牛耳るギャングのボスとしての凄みが感じられませんでした。

ストーリーが雑い

ライアン・ゴズリング演じるジェリーと、エマ・ストーン演じるグレイスが夜のクラブで会話するシーン。

基本的に人物描写が甘く、感情移入できません。

ショーン・ペン演じるミッキー・コーエンにしても、彼自身がロサンゼルスの裏社会で暗躍する姿がしっかり描かれないので、周りが勝手に「コーエンさんはやべえ人だよ」と言っているだけに感じました。

主人公・ジョンの周辺に関しても同様で、彼の妻が急に協力的になる下りや、ジェリーとジャックの関係性などが雑で、観ている側としては「?」です。

人物描写が雑なので、誰が殺して、誰が殺されても感情を揺さぶられることがありませんでした。

アクションはそれなりに

ショーン・ペン演じるミッキー・コーエンがトンプソンを乱射するシーン。

“1940年代ということを忘れる”ほどテンポの良いアクションは、それなりに迫力あるシーンになっており、アクション映画としては楽しめるかと。

まとめ

豪華な安っぽい映画でした。

豪華出演陣や1940年代で統一された映像を見る限り、ちゃんと予算が付いた映画だと思われますが、出来上がったものは妙に安っぽいギャング映画であり、一度見れば十分です。