原題 | Taken 2 |
公開日 | 2012年10月3日 |
ストーリー | 前作の後、レノーアと再婚相手の関係はギクシャクしていた。
それを知ったブライアンは、気分転換にレノーアとキムをイスタンブールに誘う。 その頃、前作で息子を殺されたアルバニア人はその復讐を果たすべく、部下にブライアンたちの誘拐を命じる。 結果、ブライアンとレノーアはイスタンブールでアルバニア人に誘拐されてしまうのだった。 |
リーアム・ニーソン主演のアクション映画『96時間/リベンジ』のレビュー。
96時間/リベンジの感想/評価
ある意味、娘・キムの成長記
“大ヒットしたアクション映画の続編”はそれなりに覚悟して見るのですが、今作は前作『96時間』に続く良い続編になっており、安心して観られました。
「また誘拐されたのか」と失笑させられることはなく、”前作でブライアンに惨殺された”アルバニア人の敵討ちということで一連の出来事に説得力が生まれています。
また、誘拐されるのが主人公・ブライアンと妻・レノーアという点も前作との差別化に一役買っており、前作の焼き直しという感じもしません。
今作は”続編のための続編”という感じがなく、『96時間』の世界を拡げる理想的な続編になっており、この丁寧な仕事っぷりは好印象です。
この映画を通して描かれる娘・キムの成長が著しい。
ブライアンとレノーアが誘拐されたことで、今回は娘・キムが頼みの綱であり、ブライアンはキムに指示を出して救出作戦を主導します。
最初は戸惑いながらも、キムはスパイ顔負けの方法で救出作戦を進めていき、終盤にはイスタンブールの街中でド派手なカーチェイスを繰り広げます。
(ビビリながらもやっていることはアクションスター顔負けというギャップが面白い)
前作で人身売買組織に好き勝手やられたキムが”ブライアンの娘”として成長する姿は非常にたくましく、「もう誘拐されることはないな」と安心します。
さすがにやりすぎ…
さすがに次々とグレネードを街中に投げていくのはやりすぎかなと。
“家族の無事以外は眼中にない”という点は父親譲りではありますが。
まとめ
良い続編でした。
ストーリーは前作『96時間』のピースを埋める形になっていますし、”父娘のバディもの”という点も前作や他のアクション映画と比べてユニークです。
あと、イスタンブールの異国情緒溢れる雰囲気も良かったです。
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