【感想・評価】『アメリカン・ハッスル』レビュー

洋画レビュー

クリスチャン・ベール主演の社会派映画『アメリカン・ハッスル』のレビュー。

紹介

アメリカン・ハッスルのストーリー

政界を巻き込む一大汚職事件を嗅ぎつけたFBIは、天才詐欺師たちを捜査に参加させ、腐敗した政治家を一斉検挙する作戦を立てる。

アメリカン・ハッスルの出演陣

役者 役名
クリスチャン・ベール アーヴィン
ブラッドリー・クーパー リッチー
エイミー・アダムス シドニー
ジェレミー・レナー カーマイン
ジェニファー・ローレンス など ロザリン

感想

まさにハッスル

稲妻のように激しい。

80年代のアメリカで実際に起きた汚職事件を、怒涛のマシンガントーク、二転三転する展開や男女の激烈な恋愛模様を通して描いており、最初から最後まで激しい。

「堅苦しい社会派映画か?」

と言われるとそうではなく、政治ゲームを上手くエンタメとして描いており、男女の詐欺師を中心に各々の思惑が衝突するストーリーは非常に面白い。

さらに、虚勢を張り、失敗を恐れつつも貪欲に成功を追い求めるアメリカンな人たちの姿も印象に残り、題名の『アメリカン・ハッスル』をまざまざと見せ付けられる。

出演陣がやけに豪華

クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンスなど、やけに出演陣が豪華。

クリスチャン・ベールは汚えおっさんを、ブラッドリー・クーパーは狂気が見え隠れする捜査官を見事に演じ、エイミー・アダムスは頭の切れる詐欺師を、ジェニファー・ローレンスは不安定さと気品を兼ね備えた女性を演じている。

すでに実力が認められた俳優たちによる演技合戦も魅力的な作品。

まとめ

社会派のテーマを上手くエンタメとして描いた良作。

それぞれの思惑が衝突するストーリーや二転三転する展開は面白く、かつ豪華俳優陣による演技合戦も魅力的な社会派・コメディ映画になっている。