【感想・評価】『国家の密謀』レビュー

社会派映画のレビュー

ラシダ・ブラクニ主演のポリティカル・サスペンス映画『国家の密謀』のレビュー。

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紹介

国家の密謀のストーリー

アフリカへの武器を積んだ飛行機が赤道ギニア上空で爆破される。

パリの下町の駐車場では高級コールガールが殺される。

何千キロも離れたところで起きた2つの事件は何の繋がりもないように見えたが…。

女性警官ノラは捜査に当たるうちに、国家権力の裏に渦巻く危険水域へと踏み込んでいた。

引用元 – プライム・ビデオ

国家の密謀の出演陣

役者 役名
ラシダ・ブラクニ ノラ
ティエリー・フレモン フェルナンデス
アンドレ・デュソリエ ヴィクトル
クリスティーヌ・ボワッソン マド
ジェラール・ラロシュ ボンフィス など
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感想

フランス政界の暗部をえぐり出す

ラシダ・ブラクニ演じる主人公・ノラ。移民からの叩き上げで警官まで上り詰める。

コンゴを巡るフランス政界の混乱をスリリングに描いた一作でした。

“コンゴでの航空機撃墜”の裏には、フランス政府による反体制勢力への武器密輸事件があり、それの発覚を恐れる諜報機関は殺し屋を投入し、事態の収拾を図ります。

この映画で描かれる”国民の知り得ない場所で繰り広げられる”政治ゲームは非常に見応えがあり、水面下での生々しいせめぎ合いと、謀略家たちの”もがき”が克明に映し出されます。

あと、フランス映画ということで良くも悪くもフランスの”汚い”部分をきちんと描写しており、この点はハリウッド映画と一線を画するところです。

もっと主人公を活かして欲しかった

ティエリー・フレモン演じる殺し屋・フェルナンデス。

正直、主人公・ノラが居なくてもストーリーは成立しますし、何なら主人公側の話を端折ってしまっても問題ありません。

殺し屋・フェルナンデスは確かに印象的に残るキャラクターではありますが、彼ばかりに時間が割かれており、主人公の存在感が薄いです。

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まとめ

フランス発の良質なポリティカル・サスペンス映画でした。

もっと人物描写に時間を割いて欲しかったというのはありますが、フランス政界の暗部をえぐり出すストーリーは見応えがありました。

ちなみに、この映画は登場人物の数が絞られており、この手のお話では珍しく”名前と顔を一致させることに苦労する”ということがありませんでした。