原題 | Ocean’s Eleven |
公開日 | 2001年12月7日 |
ジョージ・クルーニー主演のクライム映画『オーシャンズ11』のレビュー。
オーシャンズ11の感想/評価
21世紀版のオールスター映画
本作はフランク・シナトラを始めとした(当時の)有名俳優が多数出演したクライム映画『オーシャンと十一人の仲間』のリメイク作品。
このリメイク版では─
- ジョージ・クルーニー
- ブラッド・ピット
- ジュリア・ロバーツ
- ドン・チードル
- マット・デイモン
などの21世紀の映画スターが多数出演しており、”20世紀の映画スターを集めた”元ネタの豪華さをそのまま受け継いだ形になっています。
『オーシャンと十一人の仲間』のレビューにも書きましたが、この映画の見所は”有名俳優が一堂に会する”ところにあるわけで、彼らを知っている世代として観られることに大きな意味があります。
当然、キャストに続いてストーリーも21世紀仕様に。
『オーシャンと十一人の仲間』で描かれた”アナログな強盗劇”は、ハイテク機器を駆使したデジタルな強盗劇へと一新され、今回は人の目ではなく、監視システムを騙します。
さらに、今回は”観客も騙す”ストーリーになっており、本物さながらのセットやベネディクトとのやり取りが実は伏線で、観客のミスリードを誘います。
また、『オーシャンと十一人の仲間』とは対照的なエンディングも良く、ベガスをやっつけた男たちが成功の余韻を噛み締めながら散っていく最後は最高にクールです。
この映画は良い意味で『オーシャンと十一人の仲間』のアップデート版になっており、時代に合わせたキャスティングとストーリーが見事にハマっていました。
11人も必要か?問題
「誰が何をしたのか」と言われると即答できない。
【+考察】最後の車の意味
カジノ経営者・ベネディクトはダニーたちが金を盗んだと睨んでおり、双子に監視を続けさせている。
続編『オーシャンズ12』の伏線でもあります。
まとめ
格好良く、洗練されたクライム映画でした。
“すでに確固たる地位を築いた”スターゆえの余裕が映画全体に気品をもたらし、そんなスターたちが一つのスクリーンに収まって演技を繰り広げる豪華さは唯一無二。
単純明快なストーリーも、素材の良さを損なわせません。
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