『Man on Fire』のレビュー。
2004年にはデンゼル・ワシントン主演でリメイクされています。
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紹介
Man on Fireのストーリー
テロと誘拐が頻発するイタリア。
孤独な元兵士・クリーシーは、親友を通してある一家を警護するボディーガードの仕事を請け負った。
クリーシーはその家の娘・サムと出会い、交流を深めるのだったが…。
Man on Fireの出演陣
役者 | 役名 |
スコット・グレン | クリーシー |
ジェイド・マル | サム |
ジョー・ペシ | デビッド |
ブルック・アダムス | ジェーン |
ジョナサン・プライス | マイケル |
感想
不完全燃焼
“燃える男”というタイトルですが、炎上具合は今ひとつ。
確かに、映画では少女・サムの人物描写に大きく時間を割いているので、彼女が誘拐されて以降は主人公も、観ている側も誘拐犯らが許せない。
私にすれば「よし、お前に託したぞ!クリーシー!」という思いでいっぱいなのだが、肝心の復讐劇がどうも煮え切らない。
観ている側としては、クリーシーが誘拐犯どもを血祭りに上げていく様を見て溜飲を下げたいのに、映画は残忍な部分は”見せない”ので復讐のカタルシスが弱い。
その割りには、”サムは誘拐犯に暴行を受けました”というキツイ設定と、指を切断されてしまったように見えるカットはきちんと用意してあるので、もっと激しく誘拐犯相手に暴れてくれないとモヤモヤ感が残る。
当然、サムは心に深い傷を負ってしまっており、ラストでクリーシーと面会した際は口を利くこともできないほど。
にもかかわらず、クリーシーはピンピンしてる。
“燃える男”なのに不完全燃焼。
デンゼル・ワシントン主演のリメイク版『マイ・ボディガード』の方が遥かに復讐劇として痛快で、燃え盛っている。
クリーシーとサムの関係性
本作のクリーシーとサムの関係性が、どうも”大人と少女のラブロマンス”に見えてしまって生々しく感じた。
リメイク版の『マイ・ボディガード』では、大人びた子供と孤独の人・クリーシーが”大人と子供という立ち位置を守った”上で交流する構図で微笑ましく思えたが、こっちは妙に生々しい。
まとめ
3度目だが、不完全燃焼でモヤモヤさせられる一作。
クリーシーにはもっと激しく燃えてもらい、誘拐犯らをコテンパンにやっつけて欲しかった。
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