【感想・評価】『トワイライトゾーン/超次元の体験(ネタバレ)』レビュー

SF映画のレビュー

『トワイライトゾーン/超次元の体験』のレビュー。

紹介

トワイライトゾーン/超次元の体験とは

伝説的TV番組『トワイライトゾーン』の4人の監督によるオムニバス映画。

引用元 – Youtubeより

感想

4人の監督が送るオムニバス映画

エピソード名 監督
REALLY SCARY ジョン・ランディス
偏見の恐怖 ジョン・ランディス
真夜中の遊戯 スティーブン・スピルバーグ
こどもの世界 ジョー・ダンテ
2万フィートの戦慄 ジョージ・ミラー
エピローグ ジョー・ダンテ

世にも奇妙な物語×SF×オカルト的なエピソードを4本収録したオムニバス映画。

それぞれのエピソードは、「モルダー、あなた疲れてるのよ」というスカリーの台詞が聞こえて来るような内容になっており、リアルとファンタジーの狭間を巧み突く。

エピソード1「偏見の恐怖」は、黒人、ユダヤ人やアジア人を差別していた男が別次元に飛ばされ、虐げられて来た人種の苦悩を直に体験するという皮肉たっぷりのお話。

エピソード3「こどもの世界」は、主人公の女性が訪れた奇妙な家を舞台に、その一家の秘密が少しずつ明かされてゆき…というお話になっている。

各エピソードは、それぞれの監督の個性が反映された物語になっており、”それぞれが考えるトワイライト・ゾーン”は今でも色褪せていない。

ヴィック・モローの死

「偏見の恐怖」に主演したヴィック・モローは、このエピソードの撮影中に事故死(ヘリが激突)。

遺作となってしまったこの映画で、ヴィック・モローは特に印象的な演技をしており、その死が悔やまれる。

まとめ

一昔前のオカルト好きにはたまらない一作。

きちんとストーリーで楽しませてくれるオムニバス映画になっており、かつお話自体も”子供だまし”ではなく、教訓と示唆に富んだ大人の視聴にも耐えうる作品だった。