【感想・評価】『セブン・シスターズ(ネタバレ)』レビュー

SF映画のレビュー

ノオミ・ラパス主演のSF映画『セブン・シスターズ』のレビュー。

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紹介

セブン・シスターズのストーリー

世界の資源が枯渇し、各国で一人っ子政策が推奨される時代。

そんな状況下で生まれた七つ子。

彼女たちは”七人で一人の女性に扮する”ことで生きながらえて来たが、ある時、姉妹の一人が行方不明になったことでこの生活は終わりを迎える…。

セブン・シスターズの出演陣

役者 役名
ノオミ・ラパス 七つ子たち
グレン・クローズ ケイマン
ウィレム・デフォー 父 など

感想

ノオミ・ラパスがいっぱい!

ノオミ・ラパス演じる七つ子。それぞれの名前は曜日。

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』『アンロック 陰謀のコード』『クロース: 孤独のボディーガード』に主演しているノオミ・ラパスが一人七役に挑戦。

まず、何よりもノオミ・ラパスの一人七役は見事。

(もちろん、一人七役をこなした声優の方も)

“七つ子姉妹”とは言っても、それぞれ髪型は違う、服装も違う、性格も違うわけですが、それを破綻することなく一人で演じており、本当の七つ子のようでした。

また、一人っ子政策と七つ子姉妹を活かしたお話も良かったです。

“二人以上の子供は発見されると強制的に冷凍保存”という世界なので、七つ子は日ごとに一人の女性(亡くなった母)に扮して生きていくわけですが、それゆえの葛藤や苦悩が新鮮でした。

具体的には、七つ子それぞれに好みや願望があるわけですが、この世界で生きていくためには自分を殺して一人の女性を演じ切らないといけません。

また、周囲からは同じ女性と見られている以上、小さなミスも許されません。

このような“一人っ子政策と七つ子姉妹を活かした”お話は面白かったですし、だからこそ実は姉妹の一人が裏切り者だったというオチに意表を突かれました。

実はアクション映画でした

ノオミ・ラパス演じる七つ子の一人。

銃撃戦も格闘技も様になっており、この映画でもノオミ・ラパスの闘志溢れる演技が楽しめました。

ツッコミどころは多い

ノオミ・ラパス演じる七つ子のうち2人が対決するシーン。

設定にやや無理があるかな?と思いました。

終盤に”実は冷凍保存ではなく、焼却処分だった”と判明しますが、この30年近く親たちが「冷凍保存された我が子に会いたい」と要求することはなかったのでしょうか?

さすがに30年近くも”親が子に会えない”状態が続いていると、上流階級の中でもこの制度を疑問視する声が上がって来そうですが。

また、児童分配局は色々と詰めが甘すぎる。

搬送されて来た死体をきちんと確認せずに入館許可を出したり、ことごとく作戦が後手に回ったりと、「よくこんな状態で制度が維持できているな」と感じさせます。

あと、エンディングは”良い感じ”にまとめていますが、問題の根本が解決していないので、赤ちゃんが生まれたところで…という感じではあります。

まとめ

SF系アクション映画の良作でした。

ストーリーの設定に「?」な部分があるのは事実ですが、アクション映画のストーリーだと割り切れば十分許容できるものであり、全体的に見れば良い映画でした。