原題 | The Expendables 2 |
公開日 | 2012年8月17日 |
シルベスター・スタローン主演のアクション映画『エクスペンダブルズ2』のレビュー。
感想
👍前作以上にスペクタクル
文字通り、”最初からクライマックス”。
「間違って最後の方から再生してしまったのか?」と思ったほど、初っ端からぶっ飛ばしており、とてもオープニングとは思えない盛り上がりで一気にハートを掴まれる。
“前作『エクスペンダブルズ』との違いは火力と勢いをもって示す”というやり方は、このシリーズ的には大正解であり、序盤の時点で「これは面白いはず」と確信しました。
「オープニングの盛り上がりがピークなのでは?」という不安も杞憂に終わり、序盤以降も見せ場が用意されており、尻すぼみせずに進んでいきます。
そして、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリス、チャック・ノリスが加勢するクライマックスは最高の盛り上がりを見せ、夢の共演にも胸が踊ります。
「溶鉱炉に落とすぞ」「お前は戻りすぎた」というメタな台詞の応酬も面白い。
また、宿敵として登場するジャン=クロード・ヴァン・ダムも印象的なキャラクターとして君臨しており、スタローンとの一騎打ちも見所になっています。
あと、今回も”英雄なんて言わずにエクスペンダブル(消耗品)”と開き直っている点がカッコよく、やっぱり男臭いし、オイル臭い。
👍アクションスターたちの出番が確保されている
前作『エクスペンダブルズ』のレビューにも書いている通り、前作は実質的にシルベスター・スタローン×ジェイソン・ステイサムのバディものでした。
その点、今作ではアクションスターにそれぞれの見せ場が用意されており、「誰がどの場面で活躍したか」がすぐに思い出せます。
また、前作ではちょい役だったアーノルド・シュワルツェネッガーとブルース・ウィリスがきちんとアクションシーンに絡んで来る点も、嬉しいサプライズでした。
アクション増に加えて、アクションスターたちに見せ場が用意されている点も良かったですね。
👎若いスナイパーがもったいない
若いスナイパー・ビリーが”復讐の動機”としてしか活かされていない点は残念でした。
主人公・ロスとの師弟関係っぽいお話を予感させますが、実際は”復讐の動機”以上の役割がなく、もったいないなと思いました。
ビリーの今風の若者然としたキャラクターも、他の”エクスペンダブル”たちとは一線を画するものであり、深堀りする価値はあったように思います。
まとめ
「エクスペンダブルズ」的には理想的な続編でした。
全体的なスペクタクルは流石ですし、アクションヒーロー同士の共演も見応えがありました。
ただ、続編のハードルはグッと上がりました。
今作では遂にアーノルド・シュワルツェネッガーとブルース・ウィリスが参戦したわけですが、続編でそれ以上のサプライズが用意できるのか気になります。
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