イーサン・ホーク主演のアクション映画『ゲッタウェイ スーパースネーク』のレビュー。
紹介
ゲッタウェイ スーパースネークのストーリー
元プロレーサー・マグナ。
“謎の男”に妻を誘拐された彼は、”謎の男”に命令されスポーツカーで街中を激走することに。
ゲッタウェイ スーパースネークの出演陣
役者 | 役名 |
イーサン・ホーク | マグナ |
セリーナ・ゴメス | 少女 など |
感想
ストーリーは”あってないようなもの”
結局、”謎の男”の目的は─
- 投資銀行からデータを奪うため
だったわけですが、それにしては作戦に運要素が絡みすぎる。
主人公・マグナを脅して街中を激走させる必要はありませんし、警察の注意を引く理由なんてもっとありません。
無駄に注意を引くことで「マグナが途中で捕まってしまったら?」「車が故障してしまったら?」「ガス欠になってしまったら?」など、次々と疑問が湧いて来ますが、映画では一切無視。
また、セリーナ・ゴメス演じる少女も「なぜ、いるのかよく分からない」。
一応、彼女は”投資銀行のCEOの娘”という設定ですが、別にそれを作戦に役立てることもなく、ただ助手席に座らせているだけです。
この映画のストーリーに限れば、単に発電所を爆破して停電を起こし、手下のバイカーにデータを回収させれば済む話なので、マグナも少女も不要です。
カーアクションは迫力満点
“ノーCG”のカーアクションは迫力満点でした。
市内を激走するシーンや最後の長回しなどは非常に迫力がありました。
また、車内や車外に取り付けられた小型カメラによる映像も、他のアクション映画とは一線を画する雰囲気を作り出しており、これも良いアクセントになっていました。
まとめ
カーアクションだけの映画でした。
ほんとストーリーは酷い有様ですが、カーアクションはそれなりに見応えがあったので、B級ながらも意外にも後味は良かったです。