【感想・評価】『ワイルドガン』レビュー/キーファー親子が共演

洋画レビュー

キーファー・サザーランド主演、父ドナルド・サザーランド共演の西部劇『ワイルドガン』のレビュー。

紹介

ワイルドガンのストーリー

南北戦争後、西部の町でガンマンとして名をはせていたジョン・ヘンリーが、母の死の知らせを聞いて、ワイオミングの実家へ久々に帰郷。

彼はこれを機に銃を捨て、故郷の地でまっとうな人生を送るつもりでいたものの、教会の牧師である父は、息子の過去の過ちを許そうとせず、親子の間の深い溝はなかなか埋まらない。

その上、かつてジョン・ヘンリーと結婚を誓い合った恋人のメアリー・アリスは、既に別の男性のもとへ嫁いでいた…。

引用元 – WOWOW

ワイルドガンの出演者

役者 役名
キーファー・サザーランド ヘンリー
ドナルド・サザーランド サミュエル
ブライアン・コックス ジェームズ
マイケル・ウィンコット ジェントルマン
デミ・ムーア メアリー など

感想

王道的な西部劇

映画自体は勧善懲悪をベースにした王道的な西部劇。

“町に鉄道が通ることになり、その利権に群がる悪党を、凄腕ガンマン・ヘンリーが成敗する”というお話になっており、ザ・西部劇という感じ。

また、往年の西部劇からの引用もあり、鉄道にまつわる騒動という点は『ウエスタン』、主人公が銃を置いたガンマンという点は『許されざる者』を想起させる。

さらに、西部劇らしいガンファイト、雄大なアメリカ西部や悪党に苦しめられる人々など、西部劇のツボを押さえた演出が随所に用意されている。

あと、前半に悪党どもの悪事を散々見せ、後半に主人公が反撃する流れも、アクション映画的なカタルシスが得られる良い演出。

全体的に、この映画は往年の西部劇のエッセンスを部分的に取り入れ、それを娯楽映画として上手くまとめ上げた作品になっており、良い意味で気軽に観られる西部劇になっている。

主人公の敵として立ち塞がる雇われガンマン・ジェントルマン。

他の荒くれ者とは違って知性を感じる人物であり、かつ主人公と似たような境遇を生き抜いて来ているので、敵味方を超えた親交が芽生える。

ジェントルマンも、映画に華を添える存在。

親子共演

この映画の目玉は、やはりサザーランド親子の共演だろう。

映画内でも2人は親子を演じており、”本物の親子”ならではのリアリティを生む。

二人がお互いに感情をぶつけ合う場面や、本音を語る場面などは本物の親子だからこその重みが生まれており、親子共演した意味は非常に大きいと感じる。

どのシーンも、キーファーが父ドナルドに、ドナルドが息子キーファーに語りかけるよう。

年齢の高さがネック

放浪息子(50歳手前)、親父(80歳)、ヒロイン(50歳)と年齢が高め。

キャストの年齢的に、ヘンリーが父親に叱責される場面や、ヒロインとのイチャイチャが「間抜けに見える」「無理がある」という感じがあり、ネックになっている。

この映画のストーリーだと、正直「キャストはあと20歳若くても良いかな」と。

まとめ

娯楽映画として気軽に楽しめる西部劇。

西部劇のお約束を守りつつ、サザーランド親子の重みとアクション要素を上手く詰め込んでおり、”西部劇が観たいという欲”は満たしてくれる作品になっている。