原題 | Deadpool 2 |
公開日 | 2018年5月18日 |
ストーリー | ウェイドの恋人・ヴァネッサが麻薬カルテルが送り込んだ刺客に殺されてしまう。
ヴァネッサを失ったショックで、ウェイドは自殺を図るも失敗し、コロッサスによって保護されることに。 コロッサスに説得され、ウェイドはデッドプールとしてX-MENに参加する。 X-MENの初任務として向かった孤児院でデッドプールは10代のミュータント孤児・ラッセルと出会うも、一悶着あった後に二人とも逮捕され、刑務所送りに。 刑務所に送られたウェイドは、ラッセルの中に眠る復讐心に気づき、彼を説得しようとする。 ウェイドはヴァネッサの意思を理解し、ラッセルを正しい道へと導くことを決心する。 |
ライアン・レイノルズ主演のアクション映画『デッドプール2』のレビュー。
デッドプール2の感想/評価
前作のパワーアップ版
前作『デッドプール』に続き、痛快な一作だった。
今回もデッドプールが現代社会を面白おかしく風刺してゆき、ポップカルチャー、社会や政治などに軽くジャブを打ちながら悪党を退治していく様子は痛快だった。
デッドプール「あんた、根暗だな。DCユニバースから来たんじゃないのか」
また、情緒的な内面を、不真面目で、自滅的な振る舞いで隠している人間的な部分も魅力的で、”こう見えて実は繊細な俺ちゃん”というキャラクターは今回も生き生きとしている。
ストーリーは、”迫害されるマイノリティ”という現代社会への風刺をテーマに、一匹狼だったデッドプールが人種も能力も違う人たちと家族になる様子を描いており、意外と前向きなお話にやや感動し、虐げられて来た人間たちの一撃にスカッとする。
エンジンが掛かるまで長かった
ヴァネッサが凶弾に倒れ、ウェイドが自暴自棄になる下りや、仲間集めの下りがどうも間延びしたように感じられ、退屈だった。
『デッドプール2のおとぎばなし』の場合、上記のシーンの合間合間にデッドプールが本を読み聞かせるシーンが入るので、余計に間延びした印象を受ける。
まとめ
前作『デッドプール』の次に面白い一作だった。
正直、前作の方がストーリーやアクションの面で優れていたと感じるが、今作も決して悪くなく、「デットプール」らしいユーモアとアクションの数々は相変わらず冴えていた。