ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画『ブリッツ』のレビュー。
紹介
ブリッツのストーリー
ロンドン市警の刑事・ブラント。
型破りな刑事として署内で有名だった彼は、警官ばかりを執拗に狙う連続殺人鬼・ブリッツをとっ捕まえるべく捜査を始める。
ブリッツの出演陣
役者 | 役名 |
ジェイソン・ステイサム | ブラント |
パディ・コンシダイン | ナッシュ |
エイダン・ギレン | ブリッツ |
ザウエ・アシュトン | フォールズ |
デヴィッド・モリッシー | ダンロップ など |
感想
ストーリー重視のジェイソン・ステイサム映画
まず、ストーリーは大当たりはしないが大外れもない線を直線的に進んでいく内容になっており、アクション映画のストーリーとして十分許容できるお話です。
プロット自体はシンプルに刑事VS連続殺人鬼という構図ですし、連続殺人鬼の動機も”私怨”ということで非常に分かりやすい。
また、型破りな刑事を熱演するジェイソン・ステイサムは新鮮で、皮肉ったれで、粗削りな男がよく似合っていましたし、エイダン・ギレン演じるサイコキラーも印象的でした。
この映画は平均的ジェイソン・ステイサム映画のような”理屈より筋肉”という作風ではなく、“アクションは控えめでお話にほどよく力が入っている”タイプの作品でした。
印象的なアクションシーンが多い
他のジェイソン・ステイサム映画と比べて数は少ないですが、見せるべき部分ではきちんアクションシーンが用意されているので、少ない割に印象に残ります。
余分な話が多い
“尺を稼ぐ”ための余計なシーンが目に付きます。
フォールズが面倒を見ている青年の話+彼が殺されたことで薬物依存が再発する話や、タブロイド紙の記者の件などは”別に無くても困らないサイドストーリー”です。
シンプルにブラント×ナッシュのコンビが、警官殺しのブリッツを追うというストーリーの方がスッキリしていて良かったように思います。
まとめ
ロンドンを舞台にした”刑事もの”として楽しい映画でした。
ジェイソン・ステイサム演じるブラントが悪態をつきながら事件を捜査する姿が面白く、ロンドンの下町も良い雰囲気を醸し出しています。