ウィル・フェレル主演のコメディ映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』のレビュー
紹介
アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!のストーリー
オタク気質な刑事アレンは無鉄砲な刑事テリーとコンビを組み、巨額のお金が動く難事件を捜査することに。
アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!の出演者
役者 | 役名 |
ウィル・フェレル | アレン |
マーク・ウォルバーグ | テリー |
エヴァ・メンデス | シェリー |
マイケル・キートン | ジーン |
サミュエル・L・ジャクソン など | 刑事 |
感想
メタなジョークが面白い
メタなジョークの数々が面白い。
この映画は出演者の出世作や代表作を知っていれば、より楽しめる作品になっており、劇中ではそれを意識した台詞やジョークが目立つ。
具体的には、ウィル・フェレル演じる会計士は『主人公は僕だった』の主人公風だし、マーク・ウォルバーグ演じる刑事も『マックス・ペイン』の主人公風だし。
もっと言えば、サミュエル・L・ジャクソン演じる刑事は『シャフト』風だし。
当然、元ネタに直接的に言及することはないが、観ている側に薄っすらと意識させる作りになっており、知っていればそうしたジョークや小ネタの数々がたまらなく面白い。
サミュエル・L・ジャクソンとドゥエイン・ジョンソンが最高だった
サミュエル・L・ジャクソンも、ドゥエイン・ジョンソンも主役級の俳優。
割りと早い段階で二人はスタントに失敗して死ぬわけだが、「なぜ、二人はあんな無茶をしたのか」と言えば、それは「自分たちを主人公だと思っているから」。
いつも主演を張っているサミュエル・L・ジャクソンやドゥエイン・ジョンソンからすれば、「多少無茶やっても死なないだろう」という思い込みがあり、でも、この映画では主演じゃないのであっさり退場するという…。
面白い映画だなと。
ほとんど全員が”足りない”
ほぼ全員が”体だけ大人になった人たち”。
当然(?)、映画は過激で下品で子供じみたジョークの押収になっており、テンポよくキツイジョークが次々と登場することが心地よい。
また、主人公・アレンも面白く、普段はナヨナヨしているが、スイッチが入るとまるで別人のように豹変するインパクトは強烈で、その二面性はジョークにメリハリを付ける。
まとめ
下品で痛快な”バディもの”のコメディ映画。
カメオ出演も含めて出演者は豪華で、お話のスケール感も大きく、しっかりお金と人を使って製作したことが分かる完成度の高いコメディ映画だった。