
この記事では、上記の問題を解決するためにすべきことを紹介する。
fps(フレームレート)が安定しないこと。
一般的に30fps以下になるとガクガク(カクカク)感を覚えるので、最低でも30fps、シューティングゲームなら60fpsは確保したいところ。
そもそも、PCゲームが重い原因は?
推奨スペックを満たしていない
ゲーム機とは違い、PCゲームは”PCだったら何でも遊べる”というわけではない。
というのも、PCゲームには【推奨スペック】が設定されており、この条件をクリアして初めて快適にプレイできるから。
私の経験上、「PCゲームが重い」と相談される方の多くは”PCが【推奨スペック】を満たしていなかった”ということが大半だった。
PCゲーム側の最適化が不十分
「推奨スペックを満たしているのに重い!」という場合は、ゲーム側に問題があることが多い。
PCへの最適化が不十分なゲームでは、【推奨スペック】以上のマシンパワーを求められることがあったり、そもそも快適にプレイすることが困難だったりする。
稀にModやツールを用いて解決できる場合があるが、ほとんどの場合は開発元の対応待ちになる。
PCゲームが重い時にすべき対策は?
【優先度☆☆☆☆☆】PCパーツをアップグレードする
最適解だが、この記事に辿り着いた人が求める答えではないはず。 なので、先に進む。
【優先度☆☆☆☆・】グラフィック設定を調整する
ほとんどのPCゲームにはグラフィック設定が用意されており、グラフィックを細かく設定できることが多い。
PCスペックに合わせてグラフィック設定を調整することは非常に重要。
「PCゲームが重い」場合は次の順に見ていく。
- 解像度=>垂直同期=>アンチエイリアシング=>影=>描写距離=>テクスチャ
垂直同期
※NVIDIAユーザーの場合 「垂直同期」は、ざっくり言えば”ディスプレイに映し出された映像の滑らかさ”に関する設定。
ゲーム内の「垂直同期」を使用すると映像にチラツキが発生する場合があるので、”【NVIDIAコントロールパネル】からゲームの「垂直同期(適応)」をオンにする。
「垂直同期」については↓の記事で詳しく説明されています。
NVIDIAはKepler世代=GeForce GTX 600番台で、「Adaptive VSync」(コントロールパネル設定では“適応”)と呼ばれる仕組みを導入した。
このAdaptive VSyncは簡単に言えば、描画速度がリフレッシュレートを超える場合は、ディスプレイのリフレッシュレートと同期しテアリング発生を抑える。
一方、描画速度がリフレッシュレートを下回る場合はも垂直同期をオフにし、スタッタリング現象を抑えるわけだ。 NVIDIAのさまざまなディスプレイ垂直同期方式をもう一度整理する ※記事用に強調表現を加えました。
解像度
「解像度」は、簡単に言えば”描写するゲーム画面のサイズ”に関する設定。
そして、解像度はその高さに比例してPCへの負担も増すので下げてみる。
具体的には、フルHD(1920*1080)モニターを使用している場合は1600*900に下げるなど。
ちなみに、最新のPCゲームでは負担に合わせて解像度を自動的に変更する設定や、スケーリングの設定が用意されているので、あればそれらも活用する。
アンチエイリアシング
「アンチエイリアシング」は、ざっくり言えば画面内のジャギー(ギザギザ線)を解消してくれる技術。
オフにすると斜線のギザギザが顕著になるので、最低でも【FXAA】は設定しておきたいが、それでも重い場合はオフにする。
影の設定
「影(シャドウ)」は、その名の通りゲーム内の影に関する設定。
「影」はグラフィックの質を左右する設定だが、一方でPCへの負担も大きいので思い切ってオフ、もしくは最低設定まで下げる。
描写距離を下げる
「描写距離」は、”視界に入るオブジェクトをどの距離まで描くか”という設定。
「描写距離」は上げれば上げるほど描写するオブジェクトの数が増えるので、PCへの負担は当然ながら高くなる。
思い切ってオフ、もしくは許容できるレベルまで下げる。
テクスチャの解像度を下げる
【テクスチャ】は、キャラクターやオブジェクトの詳細さを左右する設定。
最近では4K向けのテクスチャも用意されているが、高解像度=ビデオカードのメモリ(VRAM)を喰うので低~中設定まで下げてみる。
【優先度☆☆☆・・】グラボのドライバーを更新する
特に発売されて間もないゲームの場合は、そのゲームに最適化されたドライブをインストールすることで動作不良が改善することがある。
【優先度☆☆・・・】Modやツールを利用する
ゲームによってはModやツールを用いることでより低い設定にできる。
「グラフィックは二の次、とにかく遊べれば良いんだ!」という場合はオススメ。
【優先度☆・・・・】HDD=>SSDに交換する
極稀に読み込み速度が原因でゲームがカクカクすることがある。
その場合はSSDに交換することで改善される。
まとめ
以上、”PCゲームが”重い”時にすべきこと”でした。
一番の解決策は(ご存知の通り)”PCパーツを買い換える”ことだが、今回は出来るだけお金を使わない方法に絞って紹介したので、PCパーツを買い換える前に挑戦してみて欲しい。
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