Netflix版『パニッシャー/シーズン1』の感想。

海外ドラマ

Netflix製作のマーベル作品。
同じくNetflix製作の『デアデビル』のスピンオフとなる。

解説

出演者 役名
ジョン・バーンサル フランク・キャッスル
アンバー・ローズ・レヴァ ダイナ・マダニ
エボン・モス・バクラック デヴィッド・リーバーマン
ベン・バーンズ ビリー・ルッソ
ジェイミー・レイ・ニューマン サラ・リーバーマン

主演はジョン・バーンサル。
初期『ウォーキング・デッド』では主人公リック・グライムズの親友シェーンを演じており、それで知った人も多いはず。今回は殺人マシーン、フランク・キャッスルを演じる。

なお、『パニッシャー』は他のNetflix製作マーベル作品と世界観を共有している。
特に『デアデビル/シーズン2』ではジョン・バーンサル演じるフランクがフル出演しており、『パニッシャー』よりも前の出来事が描かれる。

時系列

Netflix製作マーベル作品の時系列は下記ページで紹介されている。

関連記事>>>When in the MCU timeline does Punisher take place?

感想/評価

白状すると私はヒーローモノが苦手。
決して「嫌い」ではないのだが、積極的に観るということはせず、大人気の「アベンジャーズ」シリーズも実は見たことが無い。

そんな”ヒーローモノが苦手”な私が、今回マーベル作品の一つ『パニッシャー/シーズン1』を見たのは、ジョン・バーンサルが主演していたからに他ならない。ほぼ毎年欠かさず『ウォーキング・デッド』を見ている者にとって、「ジョン・バーンサル主演」はそれほど強いインパクトがあったのだ。

さて肝心のドラマだが、予想外にもイッキ見してしまった。
マーベル作品だと思って身構えてしまったが、内容自体は実に現実的であり、家族を失い闇落ちした主人公フランク・キャッスルのたくましくも、脆さを感じる内面が丹念に描かれている。さらにメインストーリー自体も、現在の政治的な状況を踏まえたものになっており、それも現実味を感じさせる部分となっている。

なお、主人公を演じるジョン・バーンサルも見事。
“非常に冷酷な一面も持ちながらも、心の片隅に残る人間的な感情に苦しめられる”フランクを見事に演じており、「ウォー!!!」と雄叫びを上げながら敵を殺戮していく殺人マシーン的な一面と、亡き家族の幻影に苦しめられる”人間的”な一面の両方を演じきっている。

まとめ

次シーズンへの期待が持てるシーズン1。
ざっくり言えばアンチ・ヒーロー的なジャック・バウアーでもあるので、「アメコミ」と言って敬遠するのは非常にもったいない。

シーズン毎の感想を読む