【感想・評価】『エクスポーズ 暗闇の迷宮』レビュー

サスペンス映画のレビュー
原題 Exposed
公開日 2016年1月22日
出演者 アナ・デ・アルマス,キアヌ・リーブス,ビッグ・ダディ・ケイン,ミラ・ソルヴィノ
ストーリー NY市警の刑事スコッティは、相棒ジョーイを何者かに殺される。

スコッティは相棒が残した一枚の写真をもとに事件を捜査する。

アナ・デ・アルマス主演のサスペンス映画『エクスポーズ 暗闇の迷宮』のレビュー。

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“エクスポーズ 暗闇の迷宮”の感想/評価

正直、よく分からない映画だった。

元々、この映画はアナ・デ・アルマスを中心とした作品であり、ラテン系の俳優を通して有色人種への偏見や暴力、児童虐待を描くという硬派な作品だった模様*。

(元々のタイトルは『Daughter of God(神の娘)』)

それが編集段階になり、プロモーションの関係でキアヌ・リーブスを中心とした作品に変更され、白人を中心とした作風になったことで当初のコンセプトが見事に崩壊。

で、この映画になったという。

本作の監督は作風が様変わりしたことに抗議し、クレジットから本名を削除したほど。

(海外では”当初の予定通りに編集された”「ディレクターズ・カット版」を求める声も大きい)

  • 編集段階でストーリーや作風を大きく変更した

これが影響し、映画は実に微妙なことになっている。

キアヌ・リーブスを中心に据えつつも、”本来の主演”であるアナ・デ・アルマスの出演時間も確保しないといけないので、「どっちを魅せたいのか?」と感じるほどチグハグしている。

また、キアヌ演じるスコッティは硬派な刑事で、アナ演じるイザベルはスピリチュアルな人物というように対照的なので、作品の方向性としても定まっていない。

結局、「主演がどっちか分からない」「お話も刑事モノなのか、スピリチュアル系なのか分からない」ということになっており、誰一人得をしない状況に。

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まとめ

キアヌ・リーブスの無駄遣いであり、アナ・デ・アルマスの無駄遣いでもある一作。

あらすじ自体は面白く、伏線が回収されてゆく終盤の流れも良かっただけに、ピントがズレた編集と余計な装飾が実にもったいない。

*Exposed: How Keanu Reeves’ Newest Film Got Whitewashed