【感想・評価】『エネミー・ライン』レビュー

アクション映画のレビュー

オーウェン・ウィルソン主演のミリタリー系アクション映画。

紹介

エネミー・ラインのストーリー

米軍のパイロットであるバーネット軍曹は、戦闘機でボスニアを偵察中に敵対勢力に撃墜される。敵の追手が迫る中、バーネットは回収地点まで辿り着かなければならなかった。

エネミー・ラインの出演者

役者 役名
オーウェン・ウィルソン バーネット大尉
ジーン・ハックマン レイガート司令官
ガブリエル・マクト スタックハウス大尉
チャールズ・マリック・ホイットフィールド ロッドウェイ軍曹
ジョアキム・デ・アルメイダ ピケ提督 など

評価

ザ・娯楽映画

“娯楽映画”として非常に満足度の高い作品。

この映画は、敵地に墜落したパイロットが敵の追跡をかわしながら、回収地点まで逃走するという内容になっており、いわば“命がけの鬼ごっこ”。

そして、命がけの鬼ごっこを─

  • 次々と訪れるスペクタクル
  • 友情・努力・勝利
  • 若干の政治ゲーム

で描いており、娯楽映画として求められる要素が過不足なく詰まっている。

良いヤツがいて、悪いヤツもいて、迫力満点のシーンが次々と登場するので、アクション映画に求めるのはちゃんと揃っている。

印象的な敵キャラクター・サシャ

ロシアの俳優、ウラジミール・マシコフが演じるサシャが強烈。

後に『グランド・セフト・オート4』や『コール オブ デューティ4』にも引用されるほどのキャラクターになっており、冷静沈着で、かつ執拗に主人公を追跡する姿が強烈に印象に残る。

正直、主演のオーウェン・ウィルソンよりも存在感を放っている。

ツッコミ所は多い

  • なぜ、人気のない工業地帯にあんなトラップが仕掛けられていたのか?
  • あんな短時間で敵兵に変装できるだろうか?
  • 最後、指揮系統はどうなっているのか?
  • そもそも、あんな写真撮っていたのか? など

意外とツッコミ所は多いが、そこは”こまけぇこたぁいいんだよ”の精神。

観ている間は気にならないが、鑑賞後に振り返ってみると色々と気付きがある。

まとめ

娯楽映画として優秀な一作。

ツッコミ所の多い作品ではあるが、観ている間はそれを感じさせないテンポの良さと、濃密な演出で楽しませてくれます作品になっており、満足度の高い一作。