【感想・評価】『007 ゴールドフィンガー(ネタバレ)』レビュー

「007」シリーズ

ショーン・コネリー主演のスパイ映画『007 ゴールドフィンガー』のレビュー。

紹介

ゴールドフィンガーのストーリー

ボンドはその黒幕とされる”ゴールドフィンガー”に接触を試みる。

彼は世界有数の金保持者で、自分の持つ金の価値を高めるためにアメリカの金を核汚染させようと企んでいたのだ……。

引用元 – Youtube

ゴールドフィンガーの出演陣

役者 役名
ショーン・コネリー ジェームズ・ボンド
オナー・ブラックマン ガロア
ゲルト・フレーベ フェリックス・ライター
バーナード・リー M
デスモンド・リュウェリン Q など

感想

続・スパイ活劇

あまりにも有名な”全身を金箔で塗られた”女性の死体が登場するシリーズ三作目。

“ゴールドフィンガー”というタイトルからも分かる通り、今作は金塊の強奪を中心にしたストーリーになっており、今回もショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドが悪を退治すべく暗躍する。

基本的には今作も、前作『007 ロシアより愛をこめて』のようなスパイ活劇になっており、アストンマーチンでのカーチェイスや、スパイ道具を使った小技などを駆使して数々の危機をスリリングに描いている。

ただし、今回はボンドが触れる女性が不幸な結末を迎えることが多く、かつ女たらしのボンドが女性に拒絶されるシーンも割りと多いので、女性の描き方は過去作とは少し異なる。

なお、シリーズとしては前述した”アストンマーチン(改造済)”が初登場しており、今も続く007シリーズの骨格が完成した形になっている。

用心棒・オッドジョブ

宿敵・ゴールドフィンガーよりも目立っている件。

オッドジョブは筋肉質で大きな体をしているので、相撲取りのようにドスドスと歩くだけで威圧感があるし、空手技や手裏剣のような帽子も印象に残る。

個人的にはゴールドフィンガーよりも印象に残っていたので、ボンドがオッドジョブを倒した段階でストーリーが完結したような満足感を得てしまった。

スペクターは何処へ…

今作では権利関係によって【スペクター】が映画内に登場しない。

前作『007 ロシアより愛をこめて』では、米ソを巧みに操る【スペクター】の存在感が強烈だったので、それが不在の今作はどこかスケールダウンしたように感じられた。

まとめ

“ボンド映画”としてきちんと楽しませてくれる一作。

前作『007 ロシアより愛をこめて』と比べるとストーリー面では劣るが、007のお約束に忠実な内容になっているので、これまでと変わらず楽しめる一作ではある。

関連記事>>>【ショーン・コネリー編】全作制覇した私がオススメの「007」を全て紹介!

▼007シリーズの関連記事▼