「Steam」ばかり利用するワケ。

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「他に選択肢がないから」

以上。

で終わる話なのだが、それでは記事として成立しないので少し掘り下げると、”他”が「劣化Steam」ばかりで、敢えてそれらを積極的に利用する意義を見出だせないから。

まず、個人的に感じるSteam最大のメリットはそれ一つで完結する規模の大きさ。

Steamは単にゲームを販売する場所ではなく、そこに多くの企業が集まり、腐るほどのユーザーが集まって巨大なコミュニティを形成しており、リクルートが”ゆりかごから墓場まで”面倒を見てくれるのと同じで、Steamは購入からその後のサポートまできっちり面倒を見てくれる。

プレイ中に何か気になることがあれば、そのままSteam内のフォーラムを覗けば何かしら答えが見つかるし、そのゲームの評価を知りたければSteamレビューを読めば良く、配信したくなったらそのまま配信開始キーを押せば良い。

このように大半のことが、Steamという「王国」の中だけで完結する。

その一方で、SteamのライバルとなるUplayOriginはあらゆる点でSteamに及ばない。Steamがユーザーレビューシステム、早期アクセスやGreenlightと言ったサービスを次々と展開するが、後発のライバルたちは自社タイトルの囲い込みや、UIの変更ばかり行っており、その差が縮まる気配はない。

Uplayではプレイ中に得たポイントで割引購入できるサービス、Microsoft Storeでは一部タイトルにおいてPC版を購入するとXbox One版が貰える特典(<-これめっちゃ良い!)を用意しているが、それらはあくまでも販売プラットフォームとしてのアピールであり、総合プラットフォームとして君臨するSteamを前に、あえてライバルたちを積極的に選ぶ理由にはならない。

じゃ、Steam以外に選択肢はないの?と言われるとそうではない。そんな中でも異彩を放つ存在がいて、それはCD PROJEKTが運営するGOG.comだ。

ここでは、主に古めの洋ゲーが販売されているのだが、その全てがDRMフリーとなっており、”時には忌々しい”コピーガードがアンロックされた状態で販売されているのだ。

なので…

  • 個人が無制限にバックアップを複製できる。
  • (個人使用目的で)複数のデバイスにコピーできる。
  • 起動する際にクライアントを通す必要がない。
  • サービス終了後もプレイ可能。

等と言ったメリットがある。また、GOG.comはその他にも入手困難となっていた古い作品の再販(もしくは発掘)にも力を入れており、再販の際は最新のPC環境でも起動できるセットも用意するなどのケアも行っている。また、価格帯が5ドル~10ドルにも関わらず、開発資料、アートブックやサントラなどのデジタル特典も用意しており、「DRMフリー」「古い作品の発掘」「豪華な特典」という付加価値を付け、自身の立ち位置を明確にしている。

また、上記のこともありGOG.comであるゲームが配信されるということは、Steamを含む他のプラットフォーム上でのそれとは意味合いが少し異なる。ある人の言葉を借りれば「皆の公共物が一つ増えた」という感覚に近く、これはGOG.com最大の強みと言える。

さて、ここ数日「MicrosoftSteamもしくはElectronic Artsを買収するのでは?」という噂話が飛び交っているが、私としては”怖いもの見たさ”でMSEAが融合した未来を見てみたい。

だが、それは私にとって好ましい未来ではない気がするので、それぞれがそれぞれのプラットフォームで頑張って下さいと言っておきたい。