対応機種 | PC,PS4,Xbox One etc |
プレイ/クリア時間 | 5時間~ |
👍Good
- 濃密なストーリー
- 考察が捗るストーリー
- 程よく達成感を覚えるパズル
👎Bad
- 迷子になる
紹介
どんなゲーム?
山村での猟奇的な出来事を描くアドベンチャーゲーム。
本作は【フォトグラメトリー】という技術を用いて構築された美しい世界がウリであり、プレイヤーはそんな世界で私立探偵として”忘れ去られた”廃村を調査する。
日本語版の有無
PC版は、プロの翻訳家による日本語化Modが配布されている。
それ以外のバージョンは日本語非対応。
評価
【Pros】廃村を舞台にした推理モノ
いわゆる、ウォーキング・シミュレーター。
探索×パズルで構成されたゲーム内容になっており、プレイヤーは時おり挟まれる主人公の独白に耳を傾け、拾った手紙を読み解きながらゲームを進めていく。
まず、探索は【フォトグラメトリー】の技術が見事に活かされており、本物感あるゲーム世界を探索することが楽しい。
また、パズルもほどよく頭を使わせる内容。
【周囲を探索】=>【オブジェクトに触れる】というようにパターン化されているが、最後に”時系列順に出来事を整理する”推理要素が入るので、程よく頭を使わせる。
肝心のストーリーは?
良質なミステリーになっており、プレイヤーを引っ張る力はある。
「家族の問題」という重いテーマを、リアルとファンタジーを交えつつ描き、最後はプレイヤーにとっても身近に感じるお話に落とし込んでいるので共感できる内容になっている。
【Pros】”フォトグラメトリー”を用いたグラフィックは美しい。
現実世界のオブジェクトをスキャンしてゲーム内に取り込んでいるので、目に入るもの全てに説得力がある。
スキャンしたオブジェクトはゲーム世界に合うようにデフォルトしているようだが、それのおかげで実写との違いに目が行くことがなく、純粋にゲーム世界に没頭できる。
【Cons(欠点)】【欠点】時おりテンポが悪い
半オープンワールドを採用しているにもかかわらず、HUDレスなので「次はどこで何をすべき?」が分からずに右往左往させられる時があった。
私の場合、最後の最後で取りこぼしが発生し、エンディング目前でエリア間をマラソンするはめに…。
総評
充実したウォーキング・シミュレーター。
約4時間にも及ぶ物語主導型のゲーム体験は忘れがたいものであり、終わってみれば欠点も些細なものとして受け入れられる。