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完走 – Mad Max (4)

ここまで共感できない物語も珍しい。特に後半は物語自体が駆け足気味になり、「家族」「決別」と言った重要な要素を深く掘り下げないまま進むので、置いてけぼり感が強く、主人公の行動や考えに全く共感できなかった。 ゲームプレイ面では、反復的な作業を強いるミッションが散見された。一部のメインミッションでは工夫が見られたものの、基本的には同じことの繰り返しになるので、薄いカルピスを延々と飲み続けるようだった。   欠点はあるが、ゲーム自体は手堅い作りなので、非常に遊びやすい作品ではあった。一定の水準にある各要素が綺麗に詰め込まれており、最後まで楽しく遊べたのは好印象。 良作ではあるが、15年発売のオープンワールドゲームにしては物足りない。しかし、「映画の雰囲気を堪能しつつ、手軽なアクションも楽しむ」作品としては十分な出来であり、版権作品の役割は果たせている。 やや辛口になってしまったが、続編で化ける可能性は「十分にある」とも思っている。そのポテンシャルはあると思うので、今後のシリーズ展開に期待したい。   次 -  前 - Empty Road (3)

Empty Road – Mad Max (3)

流石に同じことの繰り返しが過ぎる。メインでもサブでも、やること自体は「部品集め」なので終始同じ作業を繰り返すことになり、20時間も遊べばお腹いっぱいになる。プレイ中は『Mad Max: Fury Road』とは対照的に、荒野で黙々とゴミ漁りに励むことになり、「決して悪くはないけど良くもないよね」という中途半端な感情を抱いてしまう。 こうした「ボリュームの水増し行為」に対する印象は非常に悪い。これら以外にも、テクスチャを変えただけの中ボスや、場所を変えただけの砦のアップグレードなど、とにかく同じものを使い回してボリュームを水増しする行為が目立ち、それを目にする度にプレイする意欲が削がれていく。     これもプレイする意欲が削がれる一因なのだが、サイドミッションの「地雷の除去」は理解不能。「マイカーが使えない」「戦闘力が低いチャムのバギーに強制乗車」「ファストトラベル使用不可」の三重苦は本当に理解できない。こんな仕様を、誰一人として疑問に思わなかったのだろうか...。 決してク○ゲーではないのだが底が浅く、"15年発売のオープンワールドゲーム"としては、非常に「物足りなさ」を感じる。最近では、Batman Arkhamシリーズや『Middle-earth: Shadow of Mordor』など、質の高い版権ゲームが増えて来ているので、ゲーマーとして求めるものはどうしても高くなる。   現在の進行度を報告しておくと、プレイ時間は25時間で、マップの下半分は殆どを解放済み。マップの上半分は、私の気力が持たないと思うので、適当に食い散らかして終わることになりそう。 私自身が単純作業に「飽きてきた」というのもあるが、「車のアップグレード」に必要なスクラップが定期的に入手可能となり、敢えて「スクラップ回収拠点」や「敵の砦」を巡る必要が無くなったのもその一因。 とりあえず、今後はメインミッションを優先して進めてサクッと終えたい。   次 - 完走 (4) 前 - 「手間」を楽しむ (2)

「手間」を楽しむ – Mad Max (2)

基本的にメインミッション以外は、同じことを繰り返す作業が目立つ。その作業は、「気球に乗ってマップを更新する」「カカシを倒す」「砦を解放」など、某U社の某暗殺ゲームを連想させるものになっており、はっきり言って芸はない。なので、こうした作業を「面倒」だと感じるプレイヤーに与える印象は決して良くないだろう。 しかし、私は意外と楽しめている。それは気球に燃料を足したり、留め具をわざわざ破壊する「手間」を面白いと感じるからであり、本作はそう感じさせるほど丁寧な作りをしている。画面から熱気さえ感じ取れる程の美しいグラフィック、主人公の人間味のある動作はゲーム世界への没入感を高めることに寄与しており、それによりその中でMaxを動かしていること自体が楽しく感じられるようになっており、単なる「手間」を自然に受け入れることが出来ている。   マップに点在している、「物資回収地点」の作り込みも書いておきたい。荒野にコピペしたわけではなく、それぞれが地域に調和した個性的なエリアになっており、それを目当てにハシゴするのも楽しいのは大きい。また、そこで回収できる「歴史の遺物」は、ゲーム世界を掘り下げるアイテムになっており、回収時に発するMaxの台詞も味わい深い。 確かに芸はないのだが、丁寧な作りは好印象。Just Causeシリーズの「Avalanche Studios」開発ということで、大作未満のB級作品を覚悟していたが、実際は丁寧な作りのオープンワールドゲームになっており、これは時間を費やす価値がある。   次 - Empty Road (3) 前 - これは面白い版権ゲーム (1)

これは面白い版権ゲーム – Mad Max (1)

本作のコアとなる格闘戦は、Batman Arkhamシリーズ(以下Batman)の影響を強く受けている。敵の攻撃をYボタンで受けて、そこから反撃に転じていく殴り合いは。正にBatmanのそれだ。厳密には少しだけ勝手は違うが、Batmanの操作性に慣れ親しんだプレイヤーであれば、5分も遊べば自由にMaxを操作できる程度には似ている。 本作とBatmanの格闘戦を比べた際に感じるのは、そのシンプルさ。Batmanでは多数のガジェットを駆使して華麗に戦えるが、その反面操作がやや複雑で取っ付き難さがあった。しかし、本作は余計なガジェットは殆ど登場せず、格闘戦は実にシンプルな仕上がりになっており、それが非常に遊びやすい。 確かに、ガジェットや技を駆使するのでBatmanの方が派手ではあるが、単純な操作で映画のワンシーンを演じれる点では本作も負けておらず、そのシンプルさがとても良い。   ゲームプレイの半分を占める(?)、カーチェイスは『Assassin's Creed IV: Black Flag(AC IV)』の海戦に近い印象を受ける。敵の車を撃破して、その部品で自分の車を強化していくことを繰り返す点、体当たりや銃で戦うカーチェイスなどがよく似ており、プレイ感覚は「車版AC IVの海戦」に近い。 同じことの繰り返しは気になるが、非常に丁寧な作りで第一印象は良い。小気味よい効果音や滑らかなアニメーション、淡白なサイドミッションも含めてよく出来ており、「これは面白い版権ゲーム」だ。   次 -