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【評価/感想】Tacoma【批評/レビュー】

インディーゲーム

『Gone Home』の「Fullbright」が送るアドベンチャーゲーム。
プレイヤーは”放棄された”宇宙ステーション「Tacoma」を調査すべく派遣された調査員として、ここのクルーたちの身に起きた出来事を調査する。そして、クルーの失踪とその背後に見え隠れする真相を突き止める。

▼ストーリー▼

宇宙ステーション「Tacoma」。
その日、そこでは”淘汰パーティ”と呼ばれる宴会が予定されており、クルーたちはその準備をしていた。

突然、ステーションが大きく揺れる。
なんと「Tacoma」に隕石が衝突。これにより、外部との通信は完全に遮断され、ステーション機能が停止したことで酸素も50時間分を残すのみとなってしまった。

余命宣告されたクルーたちは、そんな危機的状況を回避すべく行動するのだった…。

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評価できる2点

見る小説、遊ぶ映画

端的に言えば『Gone Home』の後継作品。
エリア内に散らばったビデオクリップ(記録映像)や文章を集めていく内容になっており、アクション性やパズル要素が完全排除された純粋なウォーキング・シミュレーターに仕上がっている。

なお、今回の舞台は宇宙ステーション。
『Gone Home』の一軒家とは異なり、”無限の宇宙の中にたった一人”の孤独感を存分に味わえる。

さて、プレイ感覚としては「ページがバラバラの小説を集めて読む」「時系列がむちゃくちゃな映画を頭で整理しながら観る」に近い。ゲーム世界にどっぷりと浸かり、腰を据えて推理を楽しむ作品になっている。

なので本作の面白さは=『Gone Home』の面白さと言える。
要するに意味深な一節や台詞を基に推理し、”もうここには居ない”クルーたちに思いを馳せる。そしてそれら伏線が終盤に向けて収束してゆき、エンディングを迎えるのだ。

“交差”する感覚

便宜上、”ビデオクリップ”と表現しているが実際はAR(拡張現実)映像。
宇宙ステーション内には残像が残っており、主人公はそれをAR映像として再生できる。

そして、その映像は”群像劇”仕立て。
AR映像内には複数のキャラクターが存在しており、プレイヤーは”注目するキャラクターを代えながら”何度も見直して過去の出来事を調査する。

本作の面白い点は、この群像劇の中でキャラクター同士が”交差”すること。
例えば、あるキャラクターを追っている際にそのキャラクターが物音に反応する。次に別のキャラクターを追っている際に”さっきの物音”の理由が分かったりする。
それ以外にも、別のキャラクターを追っていたら、不意にさっきのシーンと繋がるということもある。

この”別々の出来事”だと思っていたことが交差する感覚が心地よく、ハッと驚かされる”交差”にも感心する。

一貫としてウォーキング・シミュレーター

一貫して探索/推理に焦点を当てる姿勢は清い。
本作と同じタイプの作品には、無理にアクション性やパズルをねじ込み、それが却って作品全体の質を低下されているものも見受けられるが、その点、本作はテーマが首尾一貫している。

本作は非常に純度の高いウォーキング・シミュレーターになっており、プレイ時間を水増しする小細工なく、ストレートに開発者の作家性をゲームに反映している。

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【総評】

『Gone Home』好きならプレイして損のない一作。
放棄された宇宙ステーションの謎に迫るストーリーは興味深く、数々の伏線が収束していくエンディングも納得の出来。

『Gone Home』好きは必見だ。

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