【評価/感想】手紙は憶えている/ネタバレ無【批評/レビュー】

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原題Remember
監督アトム・エゴヤン
公開2015年9月10日

老人が”とある元ナチの将校”を探し求めて旅する姿を描いた作品。
ただし、その老人は“数分前の出来事さえも忘れるほど重度化した”認知症患者である点がポイントであり、それが最後まで視聴者の関心を引く要素でもある。

さて、主人公の老人ゼブを演じるのはクリストファー・プラマー。
御年88歳の名優だが、この映画でもボロボロの老人を見事に演じきっており、「私生活でもこんな感じなのでは?」と心配になるほど。『人生はビギナーズ』では余命宣告を期に同性愛をカミングアウトした父親を演じていたこともあり、その演技の幅には脱帽する。

さて、肝心のストーリーは悪くなかった。
あえて「良かった」と書かない理由は、中盤辺りで”結末が読めてしまった”から。主人公は認知症という設定と、主人公が行動を起こしたきっかけを考えると、”結末を読む”のは決して難しくない。この辺り、サスペンス映画として「どうよ?」と感じてしまった。

こんなレビューを書いておいてアレだが、予備知識なく見るべき映画。
映画自体は非常にテンポよく進み、”結末に感づく”まではドキドキしながら観れていたので、是非とも予備知識なく、なおかつ余計な推理もせずに見て欲しい。