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【評価・感想】『マックス・ペイン2』レビュー

4.0
ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約4分で読めます。
原題 Max Payne 2: The Fall of Max Payne
対応機種 PC,PS2,Xbox etc 
プレイ/クリア時間 6時間~
ストーリー

前作の出来事から2年が経過し、マックス・ペインはNYPDに復職していた。

ある晩、マックスは通報を受け、旧友のウラジミール・レムの倉庫を捜査するが、そこで清掃業者に扮した処刑人の集団と遭遇する。

死闘の果てに、マックスは処刑人たちを一掃するが、その最中、2年前に死んだと思われていたモナ・サックスと鉢合わせする。

👍Good

  • 前作の欠点を解消している
  • バレットタイムによる無双プレイ

👎Bad

  • 全体的に大味

マックス・ペイン』の続編。

本作は、バレットタイムと呼ばれるスローモーション能力を取り入れたTPSになっており、バレットタイムを軸にした激しいガンファイトと、ハードボイルドなストーリーが特徴として挙げられる。

なお、開発元のRemedy Entertainmentは、『アランウェイク』『クォンタムブレイク』『Control』でも有名なデベロッパーであり、ストーリー重視のTPSを作り続けている。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

バレットタイムで敵を圧倒する

前作『マックス・ペイン』と比べると、今作は全体的に易しくなっており、敵との駆け引きよりも、いかにバレットタイムで敵を圧倒していくかに重きが置かれている印象。

前作では、バレットタイムを発動した後も、敵を効率よく倒していくことを意識する必要があり、スローモーション中であっても、一秒の差を敵と競うストイックさがあった。

その点、今作の場合は、敵が弱体化し、主人公は超人化したことで、バレットタイムを発動した後は、純粋に敵を撃ち倒していくことだけを意識すればよく、”バレットタイムによる殺戮”を最大限楽しめるようになっている。

※今作では条件を満たすとバレットタイム中の動作が高速化し、バレットタイムのゲージも自動回復する

今作の面白さは、シビアな銃撃戦を制することではなく、”バレットタイムを用いていかに敵を料理するか”にあり、反撃の隙を与えずに敵を倒してゆき、宙を舞う敵にさらなる銃弾を浴びせていくことが面白く、その万能感や無双感に酔いしれる。

大勢の敵をバレットタイムで瞬殺していく面白さを追求したことで、前作と比べると、今作ははるかに・・・・気持ちよく遊べるTPSになっており、大勢の敵を、バレットタイムで圧倒していくことが面白い。

全体的に大味になっている

良くも悪くも、主人公が超人的。

確かに、要所要所で難易度的な山場は用意されているものの、それを除けば”ずっと無敵モードをオンにして遊んでいる”ような感覚があり、頭を空っぽにして銃を乱射できる一方で、敵を正確に狙い撃っていく面白さは薄れている。

また、バレットタイムが自動回復するようになったことで、前作『マックス・ペイン』のように”バレットタイムのゲージを回復させるため”にリスクを負って敵陣に突撃する必要もなくなり、常に有利な立場から敵を一方的に叩いていくプレイになりがち。

※前作では敵を倒すことでバレットタイムのゲージが回復した

シュートドッジに関しても、発動時の無敵化が無くなったせいで、単に隙だらけの大技になってしまっており、使用機会が激減している。

バレットタイムを使い倒す面白さがある一方で、その部分にフォーカスし過ぎていると感じるところもあり、前作と比べると大味になったように感じる。

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総評

今作はTPS的なストイックさを捨て、バレットタイムによる無双プレイを強化した続編になっており、一秒の差を競うシビアさは失われたが、その代わりに大勢の敵をバレットタイムを用いて倒していく爽快さが味わえる内容になっている。

ただ、バレットタイムの爽快感と引き換えに、シューティングゲームとしてはやや大味な印象を受ける続編になっており、この辺りは好みが分かれるところだ。

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初版:2016年4月20日 15:17

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