狂気の一作【評価/レビュー】ケイン アンド リンチ2 ドッグ・デイズ【批評/感想】

3.5
シューティングゲーム
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原題KANE&LYNCH 2: DOG DAYS
機種PC,PS3,Xbox 360

👍Good

  • 独特な映像表現
  • 上海の闇を描くストーリー
  • ド底辺・中年・犯罪者の”もがき”

👎Bad

  • ストーリーはあってないようなもの
  • ゲームプレイに変化がない

紹介

 

三人称視点を採用したアクションゲーム。

シリーズとしては『ケイン&リンチ: デッドメン』の続編だが、前作のような「分隊要素」はなく全体的にスリム化された作品になっている。

なお、今作の操作キャラクターはリンチの方。

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評価

【Pros】独特な映像表現

一言で言えば、良い意味でアマチュア臭い。

今作の映像には、”素人が撮ったカメラ映像特有”の「手ブレ」だったり、妙にタイミングを外したズームなどが取り入れられており、まるで”売れないドキュメンタリー作家がカメラ片手に犯罪者たちを命がけで追った”ような鬼気迫る映像が楽しめる。

さらに、ゴア表現に付く大雑把なモザイクだったり、”ガンギマリ”のエフェクトも独特の味を出しており、上海の下町の雑多感と「チャイニーズ マフィア」の残忍性を見事に捉えている。

また、基本的に今作のムービーはワンカット。
かつ同一チャプター内ではゲームプレイとムービーはほとんどシームレスに移行するので、全てが一連の流れの中にあると感じさせてくれ、これも没入感を高めてくれる。

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【Cons(欠点)】ゴリ押しの銃撃戦はイマイチ

凄まじいまでに銃撃戦押し。
前作『ケイン&リンチ デッドメン』のような”演出を見せる時間”は極力排除されており、終始「チャイニーズ マフィア」や特殊部隊などと銃撃戦を繰り広げる。

(主人公らがメシを食っていても、お構いなしに特殊部隊が突入して来て銃撃戦へと発展する様子には思わず苦笑してしまった)

さて、肝心のTPSとしては実に普通。
取り立てて書くべきものはないが、一般的なTPSと比べて劣っている部分はほとんどない。ということは、前作よりは確実に改善されているということである。

ただし、難易度のバランスを除いては。
今作は敵の命中率がやたらと高い割りに、こっちは低いのでチマチマと敵を倒していくテンポの悪い撃ち合いになりがちで、さらにカバーに入っていても”僅かに”露出した部分に当てて来るので、やけに難しかったりする。

(難易度はノーマル相当のMediumでプレイ)

正直、時間を掛けてじっくりプレイする内容でもないので、個人的には最低難易度で気持ちよくプレイすることを勧める。

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総評

狂気に満ちた一作。
“血まみれの上半身裸のおっさんの絶叫”から始まるキャンペーンは、銃撃戦に次ぐ銃撃戦。そして、それを挟み込むムービーでは、八方塞がりで、散々な目に遭い続ける”底辺”犯罪者2人の”もがき”が描かれる。

TPSとしては実に”普通”だが、ドキュメンタリー風の映像表現をベースにしたリアルな描写と、淡々と事実のみを描くストーリーは非常にユニークな部分であり、刺さる人には刺さるイカれた一作である。

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