【評価/感想】インセプション【批評/レビュー】

スポンサーリンク

原題Inception
監督クリストファー・ノーラン
公開2010年7月17日(日本)

まず、目に付いたのはキャスト陣。
同じくクリストファー・ノーラン監督が手掛けた通称「ダークナイト・トリロジー」のキャスト陣が出演しており、渡辺謙、マイケル・ケイン(アルフレッド役)、キリアン・マーフィー(スケアクロウ役)、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット(ロビン役)、トム・ハーディ(ベイン役)、マリオン・コティヤールが顔を見せる。

「もう、クリスチャン・ベール主演でも良いじゃん」という顔ぶれだが、最後まで見るとレオナルド・ディカプリオだから良かったとも思う。どこか影を感じるクリスチャン・ベールよりも、好青年的なレオナルド・ディカプリオが演じる”内面に闇を抱えた主人公”の方が映画に合っている。

なお、ノーラン監督は「レオナルド・ディカプリオ以外の主演は選択肢に無かった」と言う*1。

肝心のストーリーは、何層にも渡る夢の中での出来事を描くので難解だった。
主人公らの目的は”他人の夢に入り込み、アイデアを植え付ける(=インセプション)”ことだが、その手法として”何層にもなる夢”を用いるので「今はどの層の夢にいるんだ?」的な難解さがあり、意味深なエンディングも含めて”余韻を残す”ストーリーではある。

余談だが、日本放映時はテロップが用意されたという(※未確認)。
私としては、オリジナル版には無いテロップや修正を加えることは好まないが、わざわざテロップを用意した意図は理解できる。一方でそれだと台無しだよな…とも思うが。

また、”夢の世界”を活かした演出は良かった。
「監督には何が見ているのか」と感心する演出が随所で見られ、単なるアクションシーンでも既視感を覚えなかった。町中を爆走する列車や、折り紙のように地面が折り重なる演出など、奇抜な演出が目白押し。

余韻を残すエンディングも含めて面白い映画だった。
(私自身が、白黒はっきりさせないストーリーを好むのもあるが)

個人的に2周目でも楽しめる作品だと思うので、次は4K版で視聴したい。

*1 Inception (2010) Trivia